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こたばの部屋(1) ~緑のうわさ話編~

(このコーナーは、垣月智沙登・高瀬守・結柴虹介の3人が、緑には内緒で(!)勝手に緑や周辺のうわさ話をしてどんどん妄想を膨らませ、とんでもない所までたどりつく迷走雑談コーナーです。3人の迷推理の中には本編で紹介しきれなかった裏設定やこぼれ話なんかもあるかも!)

垣月)「いよいよやってまいりました、こたばの部屋のコーナー第1回目です~!」
パフパフパフ~(高瀬がパーティーフォンを鳴らす音)
シャラシャラシャラ…(結柴がタンバリンを鳴らす音)
高瀬)「いや~嬉しいっすね、やっぱ出番が増えるっていうのは。」
結柴)「モブに見せつけるチャンス。」
垣月)「これこれそんなん言ったらいつかモブの誰かに階段から突き落とされんで~なんかのサスペンスドラマみたいに。」
高瀬)「モブも大事だから、結柴くん。何かとエフェクト加えてくれるしね。まぁ我々3人は緑くんのガーディアンエンジェルということで、準主役という位置づけなんですけれども。」
垣月)「うわ~高瀬図々し。」
高瀬)「いや事実でしょ!実際、僕らのアドバイスがあったからこそ緑くんは6-3話で博士くんと仲直りできたわけだしね?」
垣月)「ん~まぁそれはそうやなぁ。」
結柴)「俺らのお陰っスよ。」
垣月)「せやなぁ。んじゃこれからも緑くんに要らぬお節介いっぱい焼いていこか!」
高瀬)「うん。」
 結柴深く頷く。
垣月)「いや~それにしてもさ、緑くんってめっちゃ純粋じゃない?『好きってなんだ~!』とか言って頭悩ませてんのすごいかわいいわぁ。ほんまに18歳?って感じ。」
高瀬)「そうだね。恋愛慣れしてない感じはすごいする。彼は高校の時に付き合ったこととかなかったのかな?」
結柴)「というか、緑ってストレートなのかゲイなのかどっちなのか微妙。」
高瀬)「うーんどっちなんだろうね…。彼確か男子高だよね?ゲイだったら高校時代彼氏がいたとしてもおかしくないよね。かわいい顔してるし。」
結柴)「リスみたいな顔してる。」
垣月)「あ~たしかに小動物系(笑)。でもさ、これは私個人の考えやけど、人ってそんなパッキリ分けられるもんじゃないと思うねんな~。ゲイかストレートか、とか。ほら、ストレートやけど誰かすっごい魅力的な同性の人に出会ってその人に恋するとかも結構聞く話やし、初恋は同性やけどそれ以降はずっと異性としか付き合ってないとかいう子も私の周りにはよくおるで。」
高瀬)「そうなの?」
垣月)「うん。やからさー、結局、本気で誰かを好きになるときって、その『人』を好きになるんやからさ、性別とかって後回しになるんちゃうかなーって。もちろん、『絶対異性がいい!』とか『同性がいい!』っていう人がおるのは分かってるけど、そういう風にハッキリ分けられない、境目で漂ってる人ってまあまあおると思う。」
高瀬)「俺は女の子としか恋愛したことないけど、垣月の言うことは分かるな。確かにその人の人格とかに恋したなら、性別とかその他のことは二の次になっちゃうだろうね。」
結柴)「ちなみに智沙登さんはどうなんすか?」
垣月)「え、私⁈うーん、今んとこ男の子としか付き合ったことはないけど、たぶん女の子でも好きになったら全然大丈夫やと思う…。まだ出会ってないだけなんかも!(笑)」
高瀬)「あ、そーなんだ。」
垣月)「え、結柴くんはどーなん?」
結柴)「俺は中学んときからずっと付き合ってる女の子いるんで。」
垣月)「えぇっ⁈マジ⁈中学からってすごいなぁ!」
高瀬)「長続きだね!中学ではじめて会ったの?」
結柴)「いや、近所で、ずっと幼馴染で。俺もずっと好きだったんすけど、向こうから中学んときに告られて。」
垣月)「きゃっーーー/////ちょまってまって!どういう少女漫画展開よ!」
高瀬)「仲良いんだね。ほんとに漫画みたい。」
 結柴ちょっと照れてうつむく。
高瀬)「ほら垣月、お前がキャーキャー言うから照れちゃったじゃん。」
結柴)「いや、別に…。じゃ、ずっと気になってたんスけどお2人の仲はどうなんすか。なんか見ててすげー仲良いですし。サークルん時いつも楽しそうに話してるの見るんで。」
 一瞬沈黙が流れる。
結柴)「…え?」
垣月)「はっはっは!もっー結柴くんマジ何言ってんの!高瀬と私とかそんなん何もあるわけないやん!」
高瀬)「激しく同意だね。太陽が東から登ってもない。」
結柴)「太陽いつも東から登ってっスよ。」
高瀬)「…あ。や、ちが、ちがう!今のは本当に言い間違い!」
結柴)「……やっぱ何かあるんスね。」
高瀬)「ちがっ、違う!違うから!」
垣月)「高瀬ってこういうおっちょこちょいな所よくあるからさ、いつもの言い間違いやって。」
結柴)「……」
高瀬)「もっ、もうこの話いいから!今日終わり!もう終わりにしよ!」
 
 ♪テレッテレッテ~テレテレテ~ (エンドロールのつもり)

垣月)「高瀬によってこのコーナー今日の分強制終了となりましたが、次回以降もたまにはゲストなんかもお呼びしてやっていこうと思います!緑くんや彼の妹弟なんかも登場するかも⁈ということで皆さま今日も読んでいただきありがとうございました~。」





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