東野圭吾さんの訃報から数日が経ち、ようやく少しだけ心の整理がつき、この文章を書くことができました。
7月27日に東野圭吾さんが大腸癌でご逝去されたという知らせを受けたときは、ただただ信じられず、しばらくは何も言葉が浮かびませんでした。今でも新作が発売されるたびに「次はどんな物語を読ませてくれるのだろう」と考えてしまう自分がいて、まだ実感が湧かない部分もあります。
私が小説の世界に惹かれるきっかけとなった作品は、東野圭吾さんの『白夜行』でした。それまであまり本を読むことはありませんでしたが、『白夜行』を読んだことで小説の面白さを知り、「こんなにも物語に引き込まれることがあるんだ」と心から感動しました。
その後は数多くの東野圭吾作品を読みましたが、中でも一番好きなシリーズはマスカレードシリーズです。ホテルという特別な舞台で繰り広げられる事件や登場人物たちのやり取りに夢中になり、新刊が発売されるたびに読むことを楽しみにしていました。
東野圭吾さんの作品を読むうちに、読書は私にとってかけがえのない趣味となり、「いつか自分も、誰かの人生のきっかけになるような物語を書ける作家になりたい」と思うようになりました。
今こうしてカクヨムで小説を書き続けているのも、東野圭吾さんの作品と出会えたからです。私の読書人生、そして創作の原点は間違いなく東野圭吾さんにあります。
これからも東野圭吾さんを目標とし、一人でも多くの方に「小説って面白い」と思っていただける作品を書ける作家を目指して、デビューという夢に向かって努力を続けていきます。そしていつか作家として、「東野圭吾さんの作品との出会いが私の原点でした」と胸を張って伝えられるようになりたいです。
東野圭吾さん、本当にありがとうございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。