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04.01〜 『アナタはわたしの手の中』連載開始

龍鱗・反発・番の流星(真っ二つの挨拶)

本来なら3月1日にこの告知をするはずだったのですが、タイトルが決まらなくて今になりました。
今でもこれで本当にいいのかなーという感じですので、もしかしたらタイトル変わるかもしれません。
原稿の方は順調よく、今の時点で第7話まで書けています。

というわけで、新作の紹介です。

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体も心も、あの女の全てが欲しい。

製菓会社の跡継ぎ妙泉京香(よしずみきょうか)は、三十二歳になるも経営側に就かずにいた。敷かれたレールの人生に満足は無く、しかし他にやりたいことも無い。商品開発部の部長として家族に抗いを見せるも、欲しいものは何も無いぐらい、退屈な日々を過ごしていた。
唯一の楽しみは、SNSの『裏垢女子』を眺めることだった。同性の裸体に興味があった。
四月になり、商品開発部に新たな栄養管理士が派遣社員としてやって来る。ダウナー系の女性、二十一歳の小柴瑠璃(こしばるり)が京香にとって物珍しく、自然と目で追っていた。
京香はある日、瑠璃の身体的な特徴が、フォローしている裏垢女子のひとりと一致することを知る。瑠璃を呼び出し確かめると、弱みを握り肉体関係を迫る。
支配する者とされる者。持つ者と持たざる者。正反対の立ち位置だが、怠惰なふたり。やがて、ふたりの関係が変化していく。

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お菓子会社を舞台にした、身分差社会人百合です。
以前お話した通り、超汚い話です。登場人物全員クズです。皆それぞれ、欲望のままに動きます。
脅迫というテーマですが、それほど重くはなく、割と緩い感じです。でも、落とすところはしっかり落としますので、注意してください。

過去一エロいというか、下品です。
身分差もテーマの一つになるので、派遣社員に対して差別的な表現もあります。
この不快な二点を、あらかじめお伝えしておきます。

全30章の3部構成になります。
10月ぐらいまでの連載を予定しています。

本来なら、今ぐらいに予告編を出すつもりでした。
ですが、今回はタイミングを逃したというか、言ってる間に4月ですので、もう連載開始までお待ちください。
以上、よろしくお願いします。

■余談
先日、第9回カクヨムコンテストの中間選考発表がありました。
私は新作『腕を組んで歩ける日まで』だけでなく、ダメ元で応募した『胸を張って歩ける日まで』も通過していました。
たぶん、前者経由で新規さんに読んで貰えたと思います。2年前の完結から原稿自体は一文字も更新していないやつが通過して、めっちゃ驚いてます。もしかしたら、最古の通過作なのかもしれません。
何はともあれこの結果は、とっても嬉しいです。この場をお借りして、感謝の意を述べさせて頂きます。ありがとうございました。
なお、同作は2年前の第7回も中間選考を通過しましたが何もありませんでしたので、この先はあまり期待していません。

■さらに余談
私に綺麗な話が求められるのは、自覚しています。
それはこの次で。

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