皆様こんにちは。
星川です。
数多ある作品の中から本作を読んでいただきありがとうございます。
読者層が違う、と言う話を何処かで見かけたため、「小説家になろう」様に投稿させていただいてますが、こちらにも投稿させていただきました。
半分自己満足なところもあるのであまり気にせず、こちらでもあとがきなるものを書こうと思います。
多分、あとがきまで読んでくださる人はあまりいないと思いますが、半分備忘録的な意味を込めて残すこととします。
■この作品の出発点■
そもそもの出発点は
・猫獣人になったら、生活するときにどんな違いがあって、どう感じるんだろう?
・更に異世界だったらどういった文化で生活が成り立ってるんだろう?
そんなことをちょっとリアル寄りに考えたことから始まりました。
そうしたら思いのほか楽しくなって、気づいたら書き始めていたのが本作品です。
今にして思えばこれがテーマの1つだったりしたのでしょうね。
■込めた想い■
主人公であるフランには、たくさんの出会いをしてほしい、夢を諦めてほしくない。そんな想いを込めました。
そういった背景もあり、「楽しく気ままに生きたい」「世界旅行に行きたい」という最初の目的を都度都度意識するよう心がけました。
この最初の目標というか初心というか、なんとかフランの想いを貫けたのかなと思います。
彼女には他にもたくさん想いがありますし、他のキャラにも想いがあります。
止まらなくなりそうなのでこの辺で。
■世界観や設定■
なるべく破綻のない世界観を作りたかったです。
このため、いわゆる中世ヨーロッパっぽく、かつイメージしやすい乙女ゲーム的な舞台となりました。
あくまで「中世ヨーロッパっぽい」という感じで若干リアル寄りにしてます。所謂「ナーロッパ」的な?
でも、スキルだとかレベルだとかのテンプレは無し、でもファンタジーを上手く混ぜ込むことを意識しました。
※スキルという言葉は出ますがあくまで技術的な意味合いであり、ゲーム的なボタンを押すような手軽さのあるスキルという要素はありません。
でも、あんまり独自路線過ぎると何言ってるのかわからず想像しづらいものになってしまう。
かと言ってテンプレ過ぎると何番煎じか分からない作品になってしまう……と、世界観や設定についてはだいぶ頭を使った記憶があります。
そんなわけで若干リアル寄りな世界観ということを意識すると中々想像力が必要になり面白かったです。ファンタジーって意外と思考停止で受け入れていたことが多かったことにも気づきました。
また、以下についても意識しました。
・物語の面白さをどこまで冗長な表現をせずに伝えきれるか
・とにかく読んで疲れない文章にしたい
・基本的にはフランの一人称の視点で進める
主人公以外の視点として物語の裏側ではどうなっているのか、他のキャラの視点も用意しようか迷いました。
無いのもそれはそれで伏線張りづらいしどうしよう……と迷った結果、閑話的な限られた話数になりました。
だって冗長になってしまうし、収集つかなくなりそうなんですもの。
若干説明臭いかなとか、物語の進みが遅いかなとか、読者が想像しやすい文章かな……などなど、とにかく伝え方が難しい!
これらがスマートにできる作家さんは本当に素晴らしいと思います。
テーマと合わせてこんなこと考えてたから、ニッチな作品になってしまったのかもしれません。
■アイテムボックスについて■
アイテムを絵にして保存するというアイテムボックスの概念はいい感じにできたのではないかと思います。
個人的には他の作品には無い珍しいタイプのアイデアなのではとも思ってます。
そもそもアイテムボックスが必要と判断した契機は、上記世界観で、具体的にどんな荷物が必要でどうやったら旅行に行けるのかを考えたからです。
まずキャリーケースなんて無いしあったとしてもオフロードじゃあんなちっちゃなキャスターじゃ転がらない。衣服は多分重たいだろうし生地は厚く嵩張る。下着だって厚いだろうし必要枚数だって相当多い。コスメグッズは無くて済むんでしょうが、色々と体を清潔に保つには水が必要だけどその水は貴重だしめちゃ重たい。食料だってたくさん必要。とてもリュックに入り切るとは思えないし背負えるとも思えない。あと調理器具や雨具、そこから更に最低限の武装だって必要だろうし……。
仮に旅するのが私ではなく力持ちなフランであり魔法で水が使いたい放題だとしても、荷馬車が無いと数日かかる道中ですら行倒れそうです。
と言うわけでアイテムボックス的なナニカは必須という思いに至りました。
ただこのアイテムボックス的なナニカは、若干リアル寄りな世界観に対してクセモノです。
マジックバッグですら明らかにオーバーテクノロジーです。
アイテムボックスは便利すぎて世界観や物語の根幹から破壊しかねないほどの劇薬でもあります。程よい制限も必須だし……。
なので無い知恵絞り出して考えた結果、絵にして保存する、というアイテムボックスに行き着きました。
※アイテムボックスの魔法は物流的にも軍事的にヤバすぎる、と言うことはご都合主義でなんとかなってる、としてください(台無し)
■リン(ドラゴン)について■
リンの登場については相当悩みました。
そもそもリンを登場させようと思った理由は、スタンピードからのベヒーモスによる王都蹂躙というシナリオがあったからです。
スタンピードと悪魔でも良かったのですが、やはりバッドエンドにふさわしい明確な『死』という脅威を体現するにはベヒーモスの登場が都合よいのです。
しかし、スタンピードは何とかなったとしても、リアル寄りな世界観において、ゴジラのようなレベルの巨獣であるベヒーモスって何とかなるっけ?
結論。無理\(^o^)/
だからベヒーモスを何とかしてもらうために味方になってもらいました。
※ベヒーモスほどの巨体だと自重でつぶれて死ぬ、とかいうのは魔素や魔力的な何かで起きないと思ってください。
ドラゴンは悠久の時を生き、文字通り存在としての格が違う存在。
世界観的にも特殊な立ち位置でありバランサー、というぼんやりした設定自体があります。
※細かく決めすぎると忘れたり、世界観レベルで矛盾が生じたり破綻するため、あえてぼんやりです。
そんなドラゴンであるリンは、強すぎるし何より万能すぎる。
不可能なことは不可能ですが、基本的に「あり得ない、なんてことはあり得ない」、そんな次元のキャラです。
まさしく公式チートです。
なのでルールや契約を挟むことで行動を制限してもらいました。
ちなみに古い種族や存在ほどルールや契約、約束を重視します。
ケットシーも古い種族にあたるので、その例に漏れません。
■長期化したことによる問題■
なろうの方にあったストックをカクヨムでは毎日投稿するようにしてたので、割と短期間のように見えますが、なろうでは7年かけてました。
その結果、以下の問題が発生しました。
・設定を忘れかける(設定的にできないものができるようになっちゃう、またはその逆も)
・伏線を忘れる
・新たな異なる設定が生える
・口調が安定しない
・特に物語の最初の方と最後の方で文体が違う
etc……
やはり毎日更新は正義ですね!
完璧な作戦です!
私には不可能なことに目をつぶれば!(
■その他■
前世というキーワードは比較のためによく出しましたが、フランを含め、前世がどういう人間だったのか等の情報はあえて伏せました。
これは人物像を狭めないよう、読者の想像力に任せようとした結果です。
また、冒険ものっぽく見えるし乙女ゲーム的な要素のエッセンス的な何かが入ってたりしているためか、予想外に様々なジャンルの方から読んでいただいているように見受けられました。
※「関連小説」の候補にそれっぽいのが含まれてるのを見て勝手に判断してます。なろうの方も同様の結果でした。
若干申し訳無さを感じつつも、想像力に任せる形でより多くの方に楽しんでもらえてようで良かったのかなと思いました。
■次回作について■
いわゆる続編的なものについて、構想自体はあります。
が、プロットは全く作ってません。
改めてプロットの作り方を学んでからやってみたいな、とは考えてます。
また、続編以外にも、いくつかネタはあります。
こちらは試験的に短編もありかなと思ってます。
今現在、ちまちま書いてますので、年内には公開できるのかなと思ってます。
しかし、執筆の進捗を考えると、やはりテンポ良くしないとヤバいですね。
エタりそうで戦々恐々です。
いずれにしろ、またお会いできる日を楽しみにしてます!
では!