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あとがき――のようななにか (※読了後にどうぞ)

小説を読み終えたあとの楽しみといえばあとがきです。(個人的感想)
作者さんがどんな人なのか、なにを考えて書いたのか、それらの片鱗を垣間見れるのが好きだからです。(個人的意見)

なので私もあとがきらしきものを書いてみようと思った次第で
「なに、言いたいことはたくさんある。すぐに書けるだろうガハハ」
と思っていたら書けませんでした。なんだこれ。難しいぞ。



――20分くらい考える――



というわけで最後までお読みいただきありがとうございました。
ライトノベルというタグをつけておきながら、案の定、固い文章になってしまうのは癖というよりもはや悪癖です。
でもラノベとかいう定義は人によってころころ変わる謎の定規だしまあいいだろうガハハ! という結論に至り最後まで書ききってしまいました。


現代を舞台にした物語を書くのはこれで二回目でしたが、今回のはえらい難産でした。
設定を考え、序盤から中盤に至るところまで書いて、削除し……設定を考え直し序盤から中盤まで書いて削除し……設定を考え直し……というのを三回くらい繰り返しています。
ちなみに最初の土台は何だったと思いますか? 当ててみてください。当たったら超能力者だと思います。

………………………………どうですか?

もし「異世界学園ファンタジー」と答えられた人がいたら、おめでとうございます。正解です。
そしてそんなあなたは超能力者ではなく変人だと自信を持って言えますやったぜ。
いやぁえらく変わったものですね。


さて。書いていてずっと思っていたことがあります。
それは「この作品には人の時間を使わせただけの価値があったか」ということです。
あらすじを読んでバックしたり数ページ読んで放置した、とかならまだいいのですが(いや作品としてはよくないのですが)、もし最後まで読んでもらったにもかかわらず首を傾げられてしまったら、それは価値があるどころかただの時間泥棒です。

この作品ははたしてどうだったのか。
読み手に何かを与えられたのか。
それともただの時間泥棒だったのか。
書き終えた今もわかりません。

ですがもし、読み終えたあと何かを感じられたら。少しでも何かを残せていたら。
書き終えた作者が受け取る報酬として、もっとも幸福な報酬になると思います。
何もなかったらスミマセン。もっといい作品を読んで口直しをしてください(他人任せ)。


最後に。
完結前に(まだ半分もいっていないのに)面白いと言って下さった方々がいてくれたのには本当に救われました。ありがとうございます。

次回作があるかはわかりませんが、もしあればまたどこかで公開したいと思います。

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