昨日購入した本。
左手側から司馬遼太郎先生の梟の城、又吉直樹先生の生きとるわ。
歴史小説を読むならまずは司馬遼太郎、という認識が自分の中には数年ほど前からあったものの、文章が難しいかもという認識や、歴史小説というものへの成熟が足りていないという認識もあり、今の今まで、どこか遠ざけてすらいた。
これを気に読んでみようと、まずは、一冊で完結している本作品を購入した。
60ページほど読んだ。単語選びや、どこか昔ながらの文体というのは感じるものの、けっして難解ということもなく、わりかし自然と読めた。
最新の歴史研究結果と照らし合わせるとひょっとしたら齟齬はあるかもしれないが、自分は別に、小説という大衆娯楽に歴史書としての側面なんて求めていないので、あまり気にはならない。
ピース又吉作品は、人間、劇場、エッセイ衆の東京百景に続いて四冊目。
冒頭をざっと読んだだけでも人間の機微や動作の細かさ、それから、動画で言っていた「恥が面白さの秘訣」があちこちにある。
私自身が他人のどうでもいい言動に腹を立てたり、引きずったり、意味のない苦しみと呵責と無責任さを露呈して生きているから、そういった部分は、ある意味では共感性羞恥が働くことさえある。
ただそれ以上に、「変な人間だ。他人も俺も」と思えて元気をもらえる。
生きる活力がまた湧いた。