樹一和宏

何でも願い事が叶えられるなら何を願いますか？ 私は初恋の人と近況を話し合って、またね、と叶うはずのない約束をして互いに変わらない想いを胸に抱いたまま別れたいです。

両想いなら相手から、白馬の王子様だとか、正義の味方だとか、理想の相手だとかって思われるかもしれない。 でももしそれが片想いならどうだろう。興味のない人から向けられる好意は、気持ち…

もし自分が二人いたらどうなるんだろう。 それがこの物語を書き始めた出発点でした。 最初は二人いたらあんなことが出来る、こんなことが出来る、みたいなことを考えましたが 突き詰めた先…

甘酸っぱかったり、ほろ苦かったりするだけが、青春の味じゃないと思います。 ずる休みした日の憂鬱みたいな、そんな青春もあると思うんです。 そんな空気感が出せていたらと思います。

夏の鮮やかさの中にある、あの哀愁さ。 明るいものほど惹き付けられて、なくなった瞬間、反動で寂しくなってしまいます。 それが嫌いなんですけど、端的に人生を語ればその繰り返しのように…

私にも高校時代、好きな人がいました。 片想いで終わってしまいましたが、朝起きてから夜寝るまで、 高1の五月から卒業まで毎日その子のことを考えていました。 卒業後から今日まで、何人…

好きな子の好きな人が、自分の友達だった。 意外とよくある話だと思います。 それを知ってしまったら最後、誰も悪くない、誰も責められない、出口のない憂鬱の中を半永久に歩き続けることに…

映画やテレビで非日常に挑むのは、いつも特別な誰かだ。 消防隊員だったり、警察官だったり、政治家だったり。 そんな彼ら活躍の足下にいる脚光を浴びることのない普通の人は、じゃあその時…

ゆずれないものがある。 それは人には言えないようなものかもしれない。 見栄を張れないものかもしれない。 プライドとかじゃない。 いつものメンバーの立ち位置とか、好きな人の隣とか、…

大なり小なり、大きさに関わらず誰にでもドラマはあると思います。 道行く知らない人にも、クラスの隅で本を読んでる人にも、自分の知らない世界にいる人にも。 これは、不思議な少女に出会…

好きな人にもう会えなくなる。 あの匂いも、声も、顔も、温度も、それら一切がもう二度と感じられなくなる。 それはもう自分が死ぬのとほぼ同義だ。想像しただけで耐えられない。 でも私達…

実験動物の代名詞であるモルモット。 彼らはオスとメス、同じカゴに入れられて愛を育む。 それは本物の愛と言うのだろうか。それとも偽物の愛と言うのだろうか。 当事者のモルモットは本物…

自分は他人より大人だと思ったり、 教室で腐ったり、 現実を見てしまったり、 好きって感情がよく分からなかったり、 花に嵐が中学生だと思うんです。

人を好きになるのに、正しい理由なんてない。 顔がいいから、お金持ちだから、皆に人気があるから・・・ 人を好きになる理由なんて、どれも明確にしたら純粋には聞こえない。 それに、理由…

誰かの善意が、誰かの善意を促す力になる。 それを繰り返して、今があって、思い出なる。 それは気持ちだけじゃない。 文化も、知恵も、知識も・・・あらゆるものが誰かを通じて繰り返して…

現実はどこまでも現実。いきなり 「俺未来から来たんだ」 なんてカミングアウトされても信じないでしょう。私もきっと信じません。 つまらなく理不尽な毎日に辟易しているくせに 小説みた…

多くの人が人を好きなったことがあると思います。 片思いで終わった恋もあれば、些細なすれ違いで別れた人もいると思います。 ドラマみたいな体験をしたことがある人もいれば、人に話すほど…