ひろたけさん

クラシック音楽に馴染みのない方のために、『リーベストロイメ』で登場する曲たちのイメージがつきやすいように、代表的な曲たちをここで紹介していきます。

まずは、この小説の標題ともなっている『リーベストロイメ』すなわり『愛の夢』。
https://www.youtube.com/watch?v=r5hZEtB7qdg
辻井伸行さんの演奏がとても美しくてダイナミックで、この曲の理想的な演奏だと思います。
ちなみに、この『愛の夢』は元々歌曲であり、その歌詞がこの物語の展開において鍵となるのですが、その歌曲がこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=M1tTjJH66UM

律が奏佑への嫉妬に狂い、音楽室で弾き殴ったショパンのエチュードOp. 10第4番はこちら。エフゲニー・キーシンの演奏で。彼は神童と幼いころから称えられた早熟のピアニストです。高校生天才ピアニストである奏佑や響輝のイメージに少し合致するかな？
https://www.youtube.com/watch?v=0TZy4Va97xQ

奏佑の家のスタインウェイのピアノで律が弾いたラフマニノフの前奏曲第二番変ロ長調はこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=w8binQFlwFw
こちらの演奏をするのは、スヴャトスラフ・リヒテル。二十世紀を代表するロシアのピアニストで、一世を風靡しました。私自身、一番好きなピアニストです。奏佑が律に勧めたリヒテルのショパンのバラード第四番。そのリヒテルの演奏でバラ四のコーダ（終結部）の演奏をどうぞ。
https://www.youtube.com/watch?v=DxUaM0_g7IY

律が奏佑への恋心を自覚するきっかけとなるワーグナーの楽劇『トリスタンとイゾルデ』。その『イゾルデの愛の死』の場面です。ヴァルトラウト・マイヤーがイゾルデ役を歌っています。彼女の高い演技力もあり、とても印象的な舞台になっています。
https://www.youtube.com/watch?v=oOGs8TtnwoI
歌詞の日本語訳つきで見たい方はこちらがおススメ！
https://www.youtube.com/watch?v=JoEs7gij0O4
この曲をリストがピアノ版に編曲したものがこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=hAi7dnvNCw0
ウラディミール・ホロビッツという、二十世紀を代表するヴィルトゥオーゾ（超絶技巧弾き）として活躍したピアニストが非常に素晴らしい演奏をしています。

彩佳が全国大会の本番で弾いたシューマン『アベック変奏曲』はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=156AJ3sIufM
二十世紀を代表する女性ピアニストであったクララ・ハスキルの演奏でどうぞ。

奏佑が律のためだけにコンクールで演奏したリストのピアノ・ソナタはこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=Wc4hJtKm278&t=1067s
またまたリヒテルですが・・・。

奏佑が初のリサイタルで演奏したリストの超絶技巧練習曲はこちら。『前奏曲』はこの練習曲の第一曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=1roS8w-8HFQ


曲は関係ありませんが、律が憧れていたピアニスト、ディヌ・リパッティの演奏もこちらで紹介しておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=w8binQFlwFw
ショパンのピアノ・ソナタ第三番をどうぞ。御覧の通り、大変イケメンな方でした。その演奏は音が何より美しく、煌めくようなピアノの音とは、こういう演奏のことをいうのだと思います。