皆様ご機嫌よう、ブラックちかです。
本日も私は、それはそれは絵に書いたような「楽しい1日」を消化いたしました。
その幸福の絶頂は、帰り道の電車内にありました。バッタリ遭遇したお友達と、仲良く並んで電車に揺られるという、まさに青春の1ページ。満員電車の理不尽な圧迫感すら、友情のスパイスに変えてしまう我が身の純真さに、思わず自分で涙が出そうになります。
しかし、神様は私に「普通の幸せ」を長くは許してくれないようです。
電車を降りた後、私は吸い寄せられるように、ある洋服屋へ足を向けました。「価格の安さと品質の悪さ」において、右に出るものはいないと巷で大絶賛されている、有名なお店です。
そこで、私の貧乏性にクリティカルヒットする、実におしゃれなワンピースを見つけてしまいました。
「まあ、このお値段なら、着捨ての雑霊(ぞうりょう)にでもなってこの夏を呪うのには丁度いいわね」
そう思い、タグの表記が私の体型と寸分違わぬ「適合サイズ」であることを確認し、意気揚々と試着室へ。
ーーそこからが、本当の地獄の始まりでした。
身にまとった瞬間、サイズは合っているはずなのに、鏡に映った私はどう見ても布の限界に挑むパツパツの肉塊。おしゃれなワンピースのはずが、布地が私の皮膚に必死の抵抗を試みています。
「いや、これはお店の縫製が悪い。安物特有の、布のケチり方に違いない」そう自分に都合の良い言い訳を言い聞かせながら脱ごうとしたのですが、衣服が私の肉体から離れることを頑なに拒絶するのです。試着室という密室の中で、安物の布相手に、文字通り命がけの脱出劇(デスマッチ)を繰り広げる羽目になりました。あの瞬間、私の尊厳は確実に何パーセントか摩耗したと思います。
「安いから」という理由だけで、己の尊厳をすり潰してまで買う価値があるのか?
…・・・・・熟考の末、私はそのワンピースを静かに棚へと返却いたしました。安物買いの銭失いとはよく言ったものですが、危うく安物買いの自尊心失いになるところでした。
皆様も、自分のサイズ表記と、安物の「自称・おしゃれ」にはくれぐれもご注意ください
ね。
それでは、本日の17時過ぎに投稿いたしました新作『ぶりっ子が解剖する』、皆様もうお読みいただけましたか?
こちらの優愛さんも、なかなかに面白い「メッキの剥がれ方」をしておりますので、私の試着室の大爆死と合わせてお楽しみいただければ幸いです。