僕にとっての小説とは、消去法によって取り残された、謂わば妥協して付き合っている女に近い存在だ。
小説のどこが好きと問われた時に、胸を張って語ることは難しい。
18歳から小説を書き始めて、今も書き続けているのはなぜだろうか。
少なからず僕は自分の書く文章に自信を持っていて、周りに一目置かれる可能性があるかもしれないという不純極まりない動機で書いているのだ。
そんな僕が書いた小説を、顔も知らない誰かが読み、評価してくれる。
感謝しかない。皆様に一言お礼を述べたく、近況ノートとやらを書いてみた。
いつも読んでくれる方々、本当にありがとうございます。励みになっております。
結城ヒカル