火葬場より戻りました。ピアノが得意だった母は葬儀はいらないのでショパンの遺作をかけて欲しいと言っていたのですが、ショパンの遺作というのは、たくさんあるらしくて、まだ入院中の母にMP3プレイヤーで確認してもらったのですが、どれも思っていた曲と違うとのことで、たいへん悩みました。
母の記憶ではノクターン20番だったようなのですがテンポが速過ぎるとのことで、とうとう見つからないままに母は他界してしまいました。
ですが、昨日、母の楽譜「大人のためのショパン・ピアノ名曲集」を何気なく眺めていると、ショパンのCDが付属しており、それにアレンジされたノクターン20番が収録されているのを見つけました。
これは本来のものよりもテンポが遅く作られており、間違いなくこれだと思い、いまは母のお骨の前でそれをかけてあげているところです。
メンタルの弱い私がこうして今も、なんとか立っていられるのは、いろいろ手助けしてくれた知人はもちろんのこと、応援してくれた皆様のおかげです。
私の仕事は夏が終わると忙しい上に過酷になるのですが、これからも少しずつでも小説を書いていきますので、気が向いたときには、ぜひご一読下さい。
もちろん、皆様の小説も楽しみにしております。