すれ違った女性が巨人に見えました。
救急車で運ばれた病院で生まれて初めて車椅子に乗りましたが、目線が低いと見え方が違うことに驚きました。すれ違う人がみんな巨人に見えるのです。小柄な女性までもが異常に大きく見えます。
治療が終わって受付で待っていると、目の前を小さな男の子が通りかかりました。目の高さは座っている私より低く、手を繋いだお母さんを見上げています。
彼にはお母さんがどのように見えているのだろう?
想像するまでもなく、大巨人に見えているはずです。
もし、その状態で怒られたとしたら……お母さんの顔は巨大な鬼に見えることでしょう。
泣き出すのは目に見えています。
『小さな子供に何かを伝えるためには目の高さを合わせなくてはいけない!』
ふと、昔読んだ本の中に書かれていた言葉を思い出しました。
褒める場合でも、叱る場合でも、言い聞かせる場合でも、上から言うのではなく、子供の目の高さと同じになるようにしゃがんで伝えなければいけないということです。
親は、教師は、大人は、つい上から目線で子供をしかってしまいますが、それが子供にとってどういう影響があるかを考えなければならないと思います。
小さな子供を育児中のママとパパ、
小さなお孫さんがいるばあばとじいじ、
保育園や幼稚園の先生、
小学校低学年を担当する先生、
小児科の先生と看護師さん、
その他、小さな子供を相手にする人は、何かを伝える時には是非、子供の目線になるようにしゃがんで伝えてください。
そして、ギュッと抱きしめて、「あなたは大切な存在だ」ということを感じさせてあげてください。
私も今日から実行します。
☆ 光り輝く未来 ☆
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