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夢と現実のはざまで

 先日、ドラえもんのくだりの補足というか考察されていたYouTubeのリンク先を貼付しておきます。

https://youtu.be/brd8RH4TYss

https://youtu.be/8cqU7hA2uQs

 夢オチみたいなストーリーってラッセルの思考実験みたいで仮説を証明することができないのでモヤモヤだけが残るというか何かある意味世にも奇妙な物語ですが藤子先生は本当にその辺の描き方が秀逸ですよね。単なる夢オチよりもちょっと鳥肌が立つ感じがいいです。うつつまくらの話でも何度も始業式前日をやり直した結果、様々な時間軸の並行世界が生じたし、最後に戻った世界ではまだ夏休みが半分残っていた、つまりその世界では本当にうつつ枕は存在していないのかも。うつつ枕が存在する世界と存在しない世界があるとするならば四次元ポケットの中身をひっくり返した時にあったのは存在する世界の話ということ。量子力学で量子の不思議な挙動を説明する時にシュレディンガーの猫が例えられます。箱の中の猫が生きているか死んでいるか開けてみないと分からないけど、開けてみる前の状態は生きている状態と死んでいる状態が同時に存在している…みたいな、そのくらい曖昧な時空間が流れた可能性がある。今回、夢と現実の往復だった訳ですが、過去と未来のタイムスリップものが好きで東野圭吾先生SFファンタジー小説「時生(トキオ)」(TOKIOの国分太一君が出演でドラマ化もされてました)を読んだりしていますが劇中ではあまりツッコんではいけないのかもしれませんが必ず逆説的な事象が生じますよね。こういう話は読み手は想像するだけでも楽しいのですが書き手は結構プロット考えるの苦労しそう。
 例えば自分の親が配偶者に出会う前に死んだら自分は消えてなくなる。いわゆる親父殺しのパラドックスですが、本当にそのようなことが起きるのか。JIN-仁-で江戸時代に迷い込んだ南方先生はホワイトボードを使って説明されていました。

未来人→→過去A
   ↓
   ↓→過去A´

 未来人はワープしてきたつもりの現実の我々がいる過去Aとは似て非なる過去A´に存在することになって、未来と過去を行き来する無限ループの状態は、まるで螺旋階段のようになる。だから結局、現実の我々とは一生接触しないと考えます。未来人のタイムトラベルがあるとするならば、それはある種のVR体験だと思います。映画タイムマシンでは、確か恋人と死別した博士が、恋人を取り戻そうと何度も過去に遡るが、どう抗っても恋人は何らかの事故に遭い、死を回避できなかった。運命には逆らえないのか、その答えを求め、遠い遠い未来へと突き進む…といった話でした。

 ちなみに、この夢幻三剣士の考察動画、この映画自体はそんなに怖い話ではなかったと思うのですが、この動画の0:53、背後にトリホーが居るのが怖い。

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