ネガティブな話が嫌いなので、なるべくそれらを表に出さないように心がけて執筆してます。 どの話もそのとき持てる力の全力で書いていますので、ぜひ読んで下さい。 モットーはハッピーエンド。剣と魔法、恋愛物、八十年代のロボットアニメが大好きです。
カクコン3・4にて【特別賞】受賞しました。 現在ファンタジア文庫様より『女神に騙された俺の異世界ハーレム生活 』の1巻・2巻が書籍発売されています。 2019/10/19日『女神に騙された俺の異世界ハーレム生活 3』発売します。 宜しければ、是非お手に取ってお読みくださいませ。 現在『カクヨム』で3作投稿中ですが、キャラ名やスキル構成などが被っています。キャラ名を考えるのが苦手なのでご容赦ください。3作中で同じ名のキャラが出てきますが関連性は全くございません。無視してお読みくださると有り難いです。 3作の中にあなた好みの作品があれば幸いです。
春は素晴らしい。 鼻孔をくすぐる沈丁花の香りに弾む君の笑顔を、桜が讃える。 夏が待ち遠しい。 僕の名を呼ぶ君の声に、蝉時雨も蚊帳の外へと消える。 秋が待ちきれない。茜色の空を眺める君は灯火のように儚く、美しい。 冬は 「お前、何気持ち悪い文章書いてんの?」 はんじょう!? え、どうして?いつの間に? 「いや、ここ楽屋だろ。台本読んでんのかと思ったら気持ち悪りぃ。春だの夏だの、お前引きこもってるから分かんねえだろ。」 はんじょう、それは文学に対する冒涜だよ。 「好きな子でも出来たのかよ。」 そ、それは。 「まぁいいや。ほら、リハーサルの時間だから行くぞ。」 楽屋から去る背中に言葉は出ず、溜め息と共に紙は丸めて窓から投げ捨てた。 春風に乗り紙屑は青空を舞う。 2人の恋の行方は、捨てられた紙屑はどこへ向かうのか。 おにやの本当の気持ちを唯一知る紙屑にもその行方は分からない。 冬は忘れない。はんじょう、君が産まれた季節だ。
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