宮藤才

　した後悔より、しなかった後悔。そんなこと、今更身に染みたって！ どうにもならないとは分かってる。過去を振り返らず、これから何が出来るかが重要だ、だって？ 　それが出来れば苦労は…

　ガチ侍から女子中学生に⁉︎？ 　現代の闇も歪みもカルチャーギャップで打ち破る！　持ち前の正義感と、侍ならではの剣術スキルでどこまで行ける⁈ 　まずは転生した彼女の名誉を取り戻す…

　早朝の出勤途中、マサトは、生垣に仰向けに倒れこんでいる女を見た。 よくは見えないが整った顔をしており、メイク、身なりは夜の仕事のそれだ。全く、いい身分だ。実家が畜産業を営んでい…

歯並びがコンプレックスだった。人生をかけて臨んだ歯列矯正。あれ、こんな十年もかかる話だったっけ？　え？　これで終わり？　涙と笑い、そしてちょっぴりの憤り。すべての歯列矯正に臨む同…

　気がつくと、僕は20代のまま50歳になっていた。ミッシングリンク。どこで選択を誤ったのか？　他者の失敗やしくじりに不寛容なこの世界で、僕は再起できるのだろうか。出口も結末も見え…

　久我原ハルは高校二年生。幼い頃に父を亡くした。母は鬱状態になり、その母とハルはずっと二人だった。 　父との思い出のバーガー店で、毎朝ソーセージマフィンとコーヒーをお共に勉強をす…

　親戚の家へのお泊まり。その留守中に父が倒れた。 　駆けつけた病院で主人公、智之が見たものは……。 　平和な日常に投げ込まれた父の脳死と言う事実は、幼い心と日常にどんな波紋を広げ…

私は四国松山の大学に通う一回生。恋愛などの脇道などには一切逸れず、ただひたすら、真面目に勉学に邁進し生きてきた。それがどうだ、このご時世。そんな奴はまるでタイムスリップしてきた珍…

　

僕は母と折り合いが悪い。少なからず僕に非があることは分かってる。そう、父さんが亡くなったのは、僕を送ったせいだから。でも父さんはそんなこと気にしちゃいない。なんでそんなことが分か…

　愛する家族を失った者が、後を追うのは悪なのだろうか？ 　幼い頃母と死に別れたスズカは「遺された者は死んだ者の為にも生きなければならない」という言葉を拠り所に生きてきた。 　そ…