話もだいぶ終盤に差し掛かってきたので、ここらで今作の裏のテーマの話などしたいと思います。
表のテーマはあらすじにもある通り、「勇者と魔王の戦いの裏でアレニエとリュイスが奮闘しつつ絆を深める」というものですが、もう一つ、「RPGのお約束を真面目に解釈したら」というのが裏のテーマとしてありました。
コンシューマRPGによく見られる、
主人公の強さに合わせて襲ってくるモンスター。
四天王的なものがいきなり襲ってこないのはなぜか。
序盤の行動範囲で見えてるのになぜか進めない隣の大陸。
etc.etc.…
そういった、システムやシナリオの都合に、現実的(になっているかは分かりませんが)な理由をつけるならどんなものが考えられるか。そんなことを思いながら話を書いていました。
結果、
序盤(パルティール国内)に強い魔物がいないのは、結界のおかげ。
襲ってくるはずの魔将はアレニエたちがインターセプト。
隣の大陸に向かう橋はアレニエが破壊。
というように作中では理由付けしています。
上手く書けているか、自分ではあまり自信がありませんが……そのあたりを意識しながら読むとまた違った見方があるかもしれません。