今回は、後輩車掌の中野くんが主役のお話です。
かなり前に書き始めた作品でしたが、ようやく完結し公開することができました。
作中に登場する「朝のコロッケ」のエピソードには、実は私自身の体験が少し反映されています。
仕事帰りによく利用していたお惣菜屋さんが、ある日を境に閉店してしまい、毎日前を通るたびに寂しい気持ちになっていました。
ところが、それから数か月後、そのお店が朝営業限定で再開しているのを知り、とても嬉しかったことを今でも覚えています。
その時の何とも言えない喜びや温かい気持ちを、中野くんを通して表現してみました。
また、今回はコロッケのエピソードだけでなく、英語放送に挑戦し、少しずつ成長していく中野くんの姿も描いています。
最初から完璧ではなくても、一歩ずつ努力を積み重ねながら目標に向かって進んでいく——そんな彼の成長を、楽しんでいただけたら嬉しいです。