「狐花に染む毒」完結しました。
読んでくださった方、ありがとうございます。
本人達が幸せそうなので、一応ハッピーエンドのお話です。
あらすじがあの内容なだけにがっつり大人な話にして別のところに載せようかとも思ったのですが、匂わせな雰囲気で濁して書くのも楽しいのでそうしました。
昔は大人な恋愛小説しか書いていなかったせいか、いろんな話でつい匂わせてしまいます。
「狐花に染む毒」には元になる別の話がありまして、そっちが本編みたいな感じになります。
今回のヒロインである蓮華の弟が出てくる話なのですが、何年も前から温めている長編でなかなか手を付けられずにいました。
書ききれるかなぁと、身構えてしまって……。
ちょっとやる気を出す為に今回の話を書いたので、近いうちに更新を始められたらいいなと思います。
人と人外の和風恋愛ファンタジーです。
双子の姉妹が主人公になります。
ちょうど都合よく契約結婚から始まる和風ファンタジーなので、6月から始まる恋愛小説大賞に応募するのもいいかなぁと思っています……こんなぴったりなテーマがあるなんて。人外でもOKなの有り難すぎます。
私は動物が好きで作中になんらかの動物を出すことが多いのですが、圧倒的な犬派であり、好きな動物は狼と狐です。
あと神社が好きなので、この話には神社と狐が出てきます。
以下「狐花に染む毒」の裏話(ネタバレ有)
・秋月蓮華
依代の一族の家系の長女。依代というのには理由があるのですが、長編のネタバレになるので今回の話では詳しく書きませんでした。母親とは上手くいっておらず、最終的には決別することになると思います。
憑依体質はもっと怖い雰囲気や話も広げていけそうなのに、私がお◯け的なものが大の苦手なのでそうはなりませんでした。
陽炎とは恋人(夫婦?)みたいな形で今後も仲良くやっていくと思います。いつかは秋月家を出て行くような気がします。
・陽炎
黒い狐の妖です。ほとんど人間の姿でしたが、本当の姿は巨大な狐です。
私の好みによって容姿は黒髪、黒スーツ姿に。
蓮華が母親のお腹にいる頃から、彼女を自分のものにすると決めていました。自分無しでは生きていけないようにゆっくり蓮華を見守っていましたが、婚約者の登場により行動に出た模様。
かなりの二面性があり、蓮華の前では猫を被っています。本性は口も悪いです。もうちょっとブラックなところを書きたかった……またそのうち蓮華との話を書きたいです。
・卯花柊弥
普通に優しい蓮華の婚約者。秋月家の分家筋で、卯花家の次男。家系柄陰陽道を少し扱えます。
蓮華は彼と普通に結婚していたら、まあまあ幸せな家庭を築けたと思います。少々不憫ではありますが、秋月家はお金も権力もあるので愛はなくても卯花家には得るものが大きいです。
多分蓮華の条件を呑んで、形だけの結婚をするのではと思います。
本当は吸血鬼と修道女の長編も書きたいし、絵画の女の子の話も書きたいし、いろいろ悩みましたがまずは和風ファンタジーを完結させたいです。
途中になってる短編二つも終わらせなくては……。