SF物を好んで執筆しているけれど、テクノロジーもサイエンスも全くの素人である。せいぜいNHKの科学番組を見るくらい。昨今の科学技術の発展、普及には目を見張るばかり、しかしAIを搭載していない機械にも手を焼いているオレだ。
コーヒーの自販機があった。コインしか受け付けないシンプルなタイプ。妻はノンカフェインを所望したので、とりあえずそれを注文し、ミルク&シュガーといっしょに届ける。
自分はまぁ、普通のでいいや、お金を入れボタンを押して……おっと、紙コップをセットしなきゃいけないんだった……。
すでにボタンを押した後だから、注ぎ口の扉が開かない。安全設計である。紙コップ手にしたままおろおろするオレ。コップのないチェンバーを落ちるコーヒー。無理に扉を開けたら……やっぱ弁償案件だろうなぁ。
扉の外にしみてくるコーヒーをティッシュで吸いながら一連の動作が終わるのを待つオレ。融通のきかない機械め。
被創造物の叛乱、フランケンシュタイン・コンプレックスというのは昔からSF作品では描かれているが、未だ古びていないテーマだと思う。むしろ生成AIとのつきあい方が議論される昨今である。150円損した、とばかり言ってはいられない。