こんにちは、吉乃佳乃(よしの・よしの)です!
最近、「どこまでも高いバーチャルの空の下で」のリメイク版を投稿し、全5話にて完結しました。
さて、本題ですが、タイトルの通り、実は1年前から新作を制作中です。しかしながら、投稿予定はいつぞ……私は執筆途中でも序盤に戻って修正することがあるので、如何せん、完成後にしか投稿しない主義なのです……。
年内には投稿開始できるかな、もしかしたら、前編だけは完結してるし、すぐにでもあげちゃおうかな、とか色々考えております。
以下、簡単な内容紹介と現状の進捗報告を。
***内容紹介***
【幽霊×タイムリープ×失恋回収譚】
ジャンルは、SFラブコメ、ラブストーリー……『失恋物語』が最もしっくりくるかも。
夏の夜、2年前に恋心が死んだ男子大学生のもとへ、彼の恋心を殺したその女の子が――幽霊となって現れる。彼女の持つタイムリープ能力で、主人公は幼・小・中・高・大と、自分の恋の全史を順に辿り直していくが——、どんなにやり直しても、決して、現実は変わらない。
変えられない過去をやり直すことに、意味はあるのか。引きずり続ける未練と後悔に、どう折り合いをつけていくのか、そして、彼女はなぜ、彼のもとへ現れたのか……そんなお話です。
***進捗報告(2026/08/20時点)***
前編(500ページ、20万字)・完
後編(400ページ、17万字で随時執筆)・未完
プロットはできていますので、残りは300ページくらい、合計1200ページで完結予定のとんでも超長編になっております。
お楽しみに、いや、覚悟してお待ちください……!
※公開の際は、こちらの近況ノートでお知らせします。
***以下、一部シーン抜粋***
「このタイムリープ、なにからなにまで都合がよすぎないか?」
園庭、遠くで遊ぶ水色のスモックたちを眺めながら、平田に問う。
「そう? 私はそんなことないと思うけど」
「だってさ、これって実質、やりたい放題の夢の世界ってことだろ? なにもかもができるし、なんだってやり直せる。夢と違って、ちゃんと感覚も全部あるし、現実なんてどうでもよくなるくらい、すげーリアルだし」
「今のナナセがそう思うのなら、それはそれでいいと思うよ」
「平田はどう思ってんのさ」
「んー、『終わらない虚無』っていうのかな」
隣にしゃがんだ平田の目が、園庭のもっとずっと向こう側を見ていた。
「どんなことをしたって、前に進めない。未来を変えられない。所詮『夢』でしかなくて、目が覚めたときに、なにも残っていないことにただただ呆然として、心に痛みが残る」
風が吹く。舞った砂埃に目を瞑る平田。
「まあ、そういう捉え方もあるのか……」
僕は、楽観的な自分を恥じた。自分の意思で進まない僕と、世界のせいで進めない彼女。その違いに気づき、さきほどの発言はあまりにもデリカシーに欠けていた、と反省する。
「それで、ナナセ。逆に私からの質問なんだけど、これはどういう状況?」
「〝これ〟って、〝この過去〟のこと?」
***詳しくは本編にて***