• 二次創作

28話を更新しました

「ぐっ、ごめんなさい。折角の絵をダメにしちまいました」
「あら、どうしてですか? 大切にしますよ」
「い、いや、俺の絵、こんなだし」

「私の絵はただの落書き
 ゼフさんが下手っぴな線を足したことはきっと
 十年や二十年経っても思い出せます
 ああ、あの時、旅行に向かう車の中で
 ゼフさんがこの線を書いて
 ごめんなさいって言っていたんだって」
「そうだな、きっと忘れやしない。でも、やっぱりごめん
 スケッチブックとペンを、どうもありがとう」

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