(タヌキ・オメーンをかぶった男が姿を現す)
「ドーモ、タヌキ仮面です。これでもヤマトでは名の通ったヒーローなんだよ、ワシ。エ、知らない? タヌキの優しさとヤクザのパワーを併せ持った正義の味方だよ。アニメと実写で映画化もされてる。クソ映画だけどな」
「作者は現在『サムライ・エイジア』第一部完結のショックにより半幽体離脱状態のため、代理としてワシが罷り越す次第となった。そのあたりはご了承願いたい」
「未熟な物語に付き合って頂いた読者諸兄には、作者に成り代わってこのタヌキ仮面が篤く御礼申し上げる。あなた方の応援がなくば、この作者はすぐにでも投げ出していたやも知れぬ。モチベイションの低下を防ぐためにも、これからも感想やレビューなどの形で応援をお願いしたい」
「さて、プロローグから最後まで読んで頂いた奇特な、もとい希少な読者氏もおられることだろう。あなた方は口を揃えてこう言われるはずだ……『まだ何も終わってねえじゃんッッッ!!』」
「実際その通りである。プロローグのクロガネVSシロガネと第12話でのクロガネVSシロガネとは明らかに描写や状況が異なる。後々にシロガネのカラーリングでさえ白銀から銀灰色へこっそり変えていたりするくらいなのだ。そもそもアカシマ・バスターとかカミカゼ・ブレイドって何だよ、オイ」
「その他未回収の伏線の数はワシとしても数えるのが面倒だ。だが安心していただきたい。それらを回収して然るべき舞台となる第二部を作者も書くつもりはあるようだ。ただ、今はちと燃え尽きておるが。伏線回収は、作者による作者への宿題である」
「第一部で一応完結する理由は、ただ新作を書きたくなったというそれだけだ。この作者のニューロンリソース的に、複数連載はまず抱えられぬ。人気作家はどうやってリソースを管理しているのか不思議でならないらしい。そりゃあお前の自己管理が……まあいいや、そこは」
「作者も『サムライ・エイジア』のことを忘れていない証として、また折角の読者諸兄を手放さないためにも、人名やメカニックの名鑑なんかをちょくちょく投稿していきたいと考えているらしい。短編も投稿出来ればいいと思っているようだが……どうなるやら」
「第二部は恐らく早くても来年以降になるだろう。それまで気を長くしてお待ち願いたい」
「で、ワシも本編に出られるよな、作者よ?」