「いきみち」500pvありがとうございます!
誤字脱字が多くて本当にすみません。色々とへんてこな作品だったと思いますが楽しんで頂けたなら幸いです。
実はこの作品は最後に「終 へんてこなあしのはえたへびとどこにでもいるねこ」という章を入れる予定だったのですが、題名の通り本当に蛇足になると思ったので没にしました。
その時の草案だけ載せておきます。
アブサンみたく美しい緑色の空には鳩もカラスも燕もいない。溶けた角砂糖が空に浮かぶばかりで小さな音も見逃さずにとりこむから観覧車から眺める景色は退屈凌ぎに不向き。
今度はなんでよホームベース
気まぐれ
嘘吐き帰してね元の世界へそれとも今度はハンバーグ?
今回はすぐ扉から出れば帰れるから勘弁
何年振りよ
60年は経った
こっちは看護師にどーでもいい事いっぱい聞いてもらいたいのよ早く帰せ
覚えてるか?
何を
あの子のこと
誰よ?
なんで俺のことは覚えてるのに忘れてんだ
そりゃ初めて殺めたなまものだし蟻とか蚊とか除けば
そうか
そうよ
お前は老けたし太ったな
失礼すぎないかいこのクソ猫
もう死ぬんだろ?
まぁね旦那も息子も先に死んでもう1人で未練も何もない
世界から忘れられて寂しくないのか?
いや全然。それが道理だしもう疲れちゃった
ふーん
あの子ももうそっちで待ってるよ
だから誰?
忘れられて幸せだなあいつは最期までお前のこと覚えて生ききったのに
昔会った時からおもってたけど会話のキャッチボールする気なさすぎじゃねこのジコチュー猫が
そりゃお前の話に興味そんなねぇから
でも、そんな子がいた所でわたしの人生の良し悪しは変わらないよその子のいきみちだしわたしはわたし。なんも変わらないよ。
そうか
じゃあな俺はどこにでもいてどこにもいないからまた会うかもな
やっぱり次はハンバーグ決定
や、本当に勘弁してくれ笑い事じゃないくらいクソ痛かったんだぞあの時
観覧車の扉を開けるとわたしはピーと無機質な音が響く真っ白い光に溶けて消えました。