本日も19時更新です。
で、コラムに入る前に1つお詫びを(銃器に詳しい方限定)。
昨日と投稿で「グリップに水を入れられないオートマチックは、この世界で普及していない」と書きましたが、思い付きで書いた記事の為に、お話にすっぽり大きな穴が開いてましたね。
〔マウザーC96〕や〔ベルグマン〕のような弾倉がグリップに入れるタイプじゃない自動拳銃はどうなんのか? ってお話ですね。
この辺長くなっちゃうので、本編かおまけじゃないちゃんとした記事で書きますヽ(・ω・)/ズコー
勇み足で余計な事を書くと碌な事になりませんね(ノ∀`)
さて、本日の『ブレイブ・ラビッツ』に影響を与えた作品。
『紅はこべ』
英国の小説で、映画にもなってます。
「紅はこべ」と言うのは花でもなければヒロインの渾名でもありません。「秘密組織」と、それを率いる首領の名前です。
フランス革命時、多くの貴族が処刑台にかけられました。この市民からの「報復」はどんどん過激化し、貴族への処刑は留まるところを知りません。
そこで立ち上がったのが英国貴族たちの秘密組織「紅はこべ団」です。彼らはフランスの官憲から処刑台に送られる貴族たちをかっさらい、英国へと脱出させます。フランスの追撃を嘲笑うかのように。
主人公はこの快男児ではなく、とある貴族夫人です。
彼女はフランスの諜報組織の罠に嵌められ、紅はこべと接触しなければならなくなります。夫は留守で頼れる状況ではなく、単身フランスへの冒険行に旅立ちます。
様々な冒険を経て、最大の危機。もう駄目だと思った時に颯爽と駆けつけ彼女を救ったのは、なんと、自分の夫でした。彼こそが「紅はこべ」の首領だったのです。
夫婦のすれ違いが冒険行で再構築されたりとか、ドラマ面も読みごたえ(見ごたえ)ありますよ。
この「女性主人公が陰謀に巻き込まれ、謎の組織を追う」と言う展開、わくわくしませんか?
この構成は、まんま『ブレイブ・ラビッツ』第1章に使わせて頂きました。
スーファとユウキ、主人公が二人いるのもそうした理由ですね。いきなりラビッツを描写してしまうと情報が多すぎて消化不良、という身も蓋もない事情もあるのですが(-_-;)
小説はちょうど去年新版が出ているようなので、もし良ければ読んでみてつかあさい。