チャーチル・クラブって知ってるかい?
昔ナチ相手に粋に暴れまわってたって言うぜ!
先の大戦の事です。祖国デンマークに乗り込んできたナチの横暴に憤り、立ち上がった者たちがいます。
大人達ではありませんでした。ローティーンの子供たちです。ナチに唯々諾々と従う大人たちの不甲斐なさに憤っての事だと言います。
彼らはナチに協力する工場に放火し、兵士から銃器をちょろまかし、反ナチのビラを貼りまくると言う本職のレジスタンス顔負けの”リベリオン”でした。
彼らと言う「先輩」を知った時、『ブレイブ・ラビッツ』は戦えると思いました。後の続く者として。
別に見習って戦えってんじゃないです。
チャーチル・クラブの活躍は、大局に影響するものではありませんでした。ただ、大人たちに「気付かせる」ことは出来たのです。自分たちが招き入れた相手が、いかに危険な猛獣か。子供たちに戦わせて安穏としていた自らの境遇を。
チャーチル・クラブのメンバーは逮捕拘留されてしまいます。
その役目を引き継いだのは、今度は大人のレジスタンスたちでした。
今の時代、私たちは銃を持つ必要はないです。
でも、良くわからないもの、あれこれと言い訳をしながら手足を縛ろうとする者たちには、ノーを突きつける。それは必要な事なんじゃないでしょうか。
猛獣を受け入れる前に、そしてチャーチル・クラブの少年たちが再び銃を取る前に。