「異端審問官リンゼイとっ!」
「その護衛騎士のディーンです。二人合わせて……」
「「異端審問官リンゼイ&ディーン。お前の原罪を数えろっ」」
「と、いうことでですね。第五回目! 最後の回をお送りしますよっ」
「前回で終わったんだと思ってた……」
「四回目で終わるって、こう……。縁起悪いじゃん。キリのいいところでさ。五回目で締めようかな、って」
「急遽決まったよなー……。ってか、リンゼイ、ひげ、剃ったんだ」
「読んでいる方には分かりませんが、現在僕達は、大人バージョンでお送りしていますっ」
「ひげ、はえて良かったよなあ、リンゼイ。コメント欄でも、『おめでとう』が多数……」
「なんで涙ぐむんだよ、ディーンっ! ぼうぼう! もう、僕、ぼうぼうだからっ!」
「ぽわぽわ、な?」
「意見の食い違いは後ですりあわせるとして……。さて。今回は、『祝福』のまとめを」
「まとめ? なんの」
「えっとね。コメント数とか、PVとかの報告」
「へぇ」
「まずは、ランキング。6月25日現在で、『異世界ファンタジー』週間ランキング85位」
「おお、すごいじゃん。健闘、健闘!」
「PVは5856。まぁ、最初の数回はおいといて……。途中、ぐん、とPVが上がっているのは、『待て待て待て待て待てええええぃっ』の回でしたっ」
「…………へぇ」
「これ、あれだよねっ!」
「…………」
「僕、教会に行っててよく知らないけど、コレ、あれだよねっ。あとで青嵐から聞いたけど、これ、ディーンが……」
「☆の数を数えろっ。いくつだっ」
「……ちっ。78個いただいていますー! ありがとうございますっ」
「(全力拍手)」
「あと、コメント数は、752」
「すごいじゃないか。一番、多いのはどこなんだ?」
「同数一位なんだよね。えっと。一回目と最終回は、のぞいて……。『他人事だと思って』と、『自分は知っている』」
「ああ。セトと再会するところか」
「それと、『待て待て待て待て待てええええぃっ』でしたっ」
「……………へぇ」
「これ、あれだよねっ!」
「…………」
「僕、教会に行っててよく知らないけど、コレ、あれだよね。あとで青嵐から聞いたけど、これ、ディーンが……」
「こ、ここここここの、コメントの数は『恋愛ごっこ』を超えたのかっ!?」
「……そこなんだよ……」
「ふぅ……。え。超えたの?」
「超えてないっ。あっちは現在、1245!」
「すごいな、それ……」
「いや。しかし、中身はうちが勝ったよ!! うちの方が、番外編感溢れてたもん! あっちは、BLで騒いでただけじゃないかっ!」
「後半な。後半だけな」
「邪道だよ。いや、異端だ! 僕が審問にかけてやるっ。焚書だっ」
「やめろ。総君のサイコガンで撃たれるぞ」
「あと、恒例のテーマ曲ですが……」
「いつ、恒例になったんだよ」
「『クロコウ!』ぐらいから。作品にテーマ曲をつけてみたらどんな曲だろう、ってことになって……。『クロコウ!』は、てるまさんから『カサブタ』のご意見をいただきました」
「ガッシュベルの主題歌だよな」
「『螺旋』は、『君の好きなうた』。これ、青嵐が勝手に決めた」
「UVERworldだ」
「ってか、ぶっちゃけ、決まってるのはこの二作品だけ」
「二作品だけかよっ。え? 『紅葉谷』とかは?」
「あんな可愛らしいお話に似合う曲は、知りませんっ」
「ひどいな……」
「で。記念すべき三作品目の『祝福』は」
「うちか……。なんか、怖いな……。『世にも奇妙な物語』のテーマ曲とかじゃないよな」
「『君へ続く軌跡』」
「ボカロ?」
「そらるさんの方」
「おおー……。いいんじゃないか?」
「ま。そんな感じでこの『異端審問官リンゼイ&ディーン』も終了するわけですが。そもそも、ですね」
「うん?」
「これ自体、コメント欄から派生した話なんだよね」
「そうだな。斬太さんと仮面ライダーwから生まれたよな」
「コメント欄。本当ににぎわったよねぇ。僕と相性の悪い馬の名前も決まったし。あいつ、良い名前まで、もらっちゃってもう!」
「デリラな。脚も気立てもいいぞ。うちでその後、使ってるから」
「たくさんのレビューももらいました」
「読みながら、泣けたやつも。すごいかっこいいやつもあったなぁ」
「本当に、僕たち、愛されたなぁ、って実感しています」
「ありがとうございます」
「最後にみなさんへ」
「はい」
「異端審問官と」
「その護衛騎士より」
「「ご縁のあった皆様に、祝福を!」」
了