そんな気持ちで書き始めた “ベートーヴェンの苦しみは天才作曲家になって難聴にならなきゃ判らない” ですが、病気の復調と共に、主人公の気持ちに寄り添えなくなり、書くのを止めていました。しかしまた最近になり再発の気配が……。今なら書けるかな?と思いましたが、書くのに自分自身、死に向かって行きそうで、断念する事にしました。
中途半端で申し訳なく思います。応援して下さる方も数名おられましたが、この場を借りてお詫び申し上げます。どうかご理解下さるようお願い申し上げます。
この病気で苦しんでおられる方々が、この時勢にあり、沢山おられる方がいるのも分かっております。私も現在も戦っております。
その戦いの一助になりたかったです。だから申し訳ないです。
ですが、あなたと一緒の気持ちで戦っている人間がこの世界に沢山いる事を、どうか忘れないで下さい。死に向かう前に、どうか隣の人に勇気を出して声をかけて下さい。
なんとかなるかもしれません。生きましょう。生きてる限り何かの可能性はあるのですから。
末筆ながら 岡上 山羊