暁太郎

異世界から召喚された勇者はスーパー戦隊のようなパーティーを組もうと企むが、自分の鎧は青く、レッドを名乗れない事に悶絶していた。

小説家としてデビューした私が交通事故で亡くなった母の遺品を整理していた時、母の日記を見つける。 日記の最後のページは殆ど破られていたが、ただ一文だけ「はなさないで」と書かれていた。

森長は「ささくれを治す」というクソ微妙な回復能力を持っている。 その力を買われ、森長は「ささくれ様」という土地神のささくれを治して欲しいという依頼を受ける。

ある日、僕は仕事場に向かう途中でホームレスに腕を掴まれた。 ホームレスはうわ言のように「箱から出してくれ」と呟いていた。

除霊師の夏吉は、中野という男から事故物件の内見のお供を依頼される。 その家は、悪霊の力によって入る度に内装が変わる自動生成ダンジョン系物件だった。

研究所のワープ装置の誤作動でバッファローの群れが転移し、全てを破壊しながら迫ってくる。 死期を悟りながらも、僕は手元のカレーメシが出来る上がるまでの間逃げ続けなければいけない。 …

皆既日食による邪神の降臨まであと三分。 因習村によって生贄に選ばれた絶体絶命の大学生の田辺は、その気になれば「全てを破壊するバッファロー」を出せる。

聖剣をうっかり折ってしまった勇者はパーティーの魔術師をこっそり呼び出し、王に対する釈明を相談する。

殺し屋ヴェンは銃を使うと必ず六発は外す。強すぎる「癖」に、ヴェンは廃業を考えようとする。

恋に悩む高校生、翔太の前に矢で貫いた人間の筋肉を増強するキューピット「ジゴロウ」が現れる。

『僕』は真っ暗闇の中、外に出て満点の星空を眺めながら歩く。目指すは、最も「明るい」星。

時効により罪を免れた盲目の連続殺人鬼は、数十年前に殺した怪異「くねくね」と再び出会う。

カクヨムプロットコンテスト応募作品 地球の側に異世界の惑星が転移し、地球と「接着」した。 双方の星の人類は戦争の末滅び、それから1万年後、 二つの星はエルフや獣人などの新人類が…

「僕」の幼馴染である修斗に、ある日突然3本目の腕が生えた。 その腕は、普段は腕として問題なく使えるが……

大学生の「私」は、住んでいるアパートの自室の窓に、自分が望んでいる景色が映る事を知る。 奇妙な生活の中、窓との暮らしを誇りに思っていたが、突然の別れがやってきた。

売れない小説家の「僕」は突如として強盗に押し入られ、拘束されていた。 理不尽な言動を繰り返す強盗だったが、僕には実は「手から焼き鳥を出せる能力」がある。 強盗と焼き鳥の、一世一…

俺は伏見稲荷で出会った妖狐、紺香とのデート中、 うずらの丸焼きを食べられるか否かのゲームに誘われる。 グロテスクな見た目になかなか食べれない俺だったが、一つの考えが閃く。

異世界で勇者として名を馳せた九嶽　駿は、魔王を倒したその瞬間、現代へと送り返されてしまう。 帰還した駿を貴重な「資料」として狙う、現代人でありながら魔法の力を使う者。 そして、…