野林緑里

プロローグ

かつて、世界は混沌としていた。

後に“魔王”と呼ばれる黒魔法使いにより魔物たちが暴走し、人々を苦しめた。

世界が“魔王”によるし支配を余儀なくされたとき、勇者が現れる。

“勇者”によって、“魔王”は倒され地中深くに封印された。

されど、これで世界が平和になったとは言えない。世界にはさまざまな問題を抱えたままで混沌としているのだ。

その一つが“魔王”の力がいまだに世界中に残っているということだ。その力を宿すものたちが各地に存在している。彼らは町や人々を襲い多くの殺戮と破壊を繰り返している。

彼らのことを魔王の残党(クライシス)と呼ばれ人々に恐れられていた。

そこで、彼らを殲滅させ世界の秩序と平和をもたらすべくして各国の協力の元で魔法剣士たちを中心とする部隊が発足された。

彼らはこう呼ばれている。

神聖なる力を宿す選ばれし魔法騎士団、

“クライシスハンター”と……。



────────────

主人公の「フェルド」と「エドルフ」のイメージイラスト
ラフ画なので見にくいかも