今夜更新した第3話では、今回登場した寮母の繭と、現在の雅華神社の神主の彩芽に関するちょっとした過去話が描かれていますが、実はそのお話は、私が以前連載しようとして断念した小説で書こうとした展開なんです。
倭国を舞台にした長編小説、というのは昨年の3月に投稿した近況ノートでも触れましたが、その時の話のより詳細をお話しすると、繭と彩芽の2人が雅華神社を出て、様々な国家や地域を旅する一種の冒険譚みたいなお話になるはずだったのですが、そう言った国家や登場人物を生み出すとすると、非常に膨大な設定が必要になりました。
結局そのお話はお蔵入りにしてしまいましたが、私の中ではそれをなかったことにしたくなかったので、今回の第3話で少しばかり触れることにしました。
今にして思うと、以前書こうと思った話が書けなかったのは非常に残念でしたが、形はどうあれ、ある程度日の目を見れるように出来て、個人的には少しばかりほっとしました。
そのようなお話を考えたことも、私が小説を書くにあたって必要な技術や想像力を養うことにも繋がりました。何事も決して無駄にはならないと、そう思えました。
「雅華神社物語~巫女になったけど、女の子同士ばかりってどういうこと⁉~」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895755919