くさかはる@五十音

鎌倉時代、伊勢・志摩の地に、火花という一人の少女が暮らしていた。 今日も火花は伊勢神宮へ詣でる。 戦に赴いた父への祈りとともに。

少女の名は一清（いっせい）。 今日も一清は家の裏山にある狩場で猟をしていた。

鎌倉時代、相模の国を舞台に繰り広げられる、力（ちから）たちのこぶとりじいさん譚。

平安時代、一躍世の中心となった鎌倉の地に、明記という一人の少年がいた。 彼の住む屋敷に、ある日銘信という舞の舞手が訪れて――。

平安時代、源平の合戦が近くで行われている長門の町で、銘信は一人の少女と出会う――。

時代は平安時代末期、瀬戸内は讃岐の地を舞台とした歴史物語が幕を開ける。 主人公の廟利（びょうり）は、いつものように寺に通う。 そこには病人から老人まで、体の不自由な者たちが身を寄…

瀬戸内は伯方の島を舞台とする歴史物語。 主人公の少女・九星は、今日も村の子供たちの世話をする。 それは何気ない一日のことであったが――。

平安時代、大和国を舞台に、源貞観（みなもとのさだみ）を主人公に不可思議な物語が幕を開ける。

とある片田舎の地方都市に、百年に一度の天才が帰還する。 彼の帰省を皮切りに、噂が噂を呼んで、事態は全国に波及するほどの大事となってしまう。 と同時に彼自身の身にも、大いなる災いが…

平安時代、平安京の裏鬼門、呪われた土地から始まる陰陽師ファンタジー。

今夜もやってくる…

四谷怪談のその先に。

今日も呼ぶ声がする。

ミツキの唇に触れたものとは。

月が満ちたから酒が進む。

丸の内に関連する書物を読んだことから触発されて書きました。

おばあちゃんがペンケースを買った。

ビー玉で遊ぶ孫とおじいの、ほんのりこわいものがたり。

二人は今夜も星を探しにでかけます。

今日もリビングにはミシンの音が響いている。

真夏の炎天下のなか、六十歳のとある仕事人が、休日に近くの公園へ出かける。

夜のしじまをひとりゆく名もなき船頭の詩です。