短編集『輝く泉の叙事録』の3話、
『灰の湖―ゆれる』を公開しました。
戦場に立つひとりの兵士ハンスを通して、加害と被害の境界が揺らいでいく様子や、戦争の中で失われていく心の輪郭を描いたお話です。
時代背景は中世ヨーロッパをイメージしています。
メイベルの時代よりも後の設定ですが、詳しくは描いてません。
ハンスの内面と、彼が見てしまったものに重きを置いています。
1話『星の湖――同じ祈り』、2話『希望の湖―巡る想い』と同じく「湖」という存在が登場しますが、今回はその光がどのように変質し、どこへ向かうのかを描いています。三つの物語を通して、同じ世界の異なる側面を感じてもらえたら嬉しいです。