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最後の海賊 第40話 戦争 公開しました

「狙撃するとしたら、夜陰に紛れて銃より射程の長く音もしない弓を使うでしょうが、直接寝込みを襲撃する可能性も在るわね」

 レダの推理にティチャナバが意見する

「妹を随伴させているから、恐らく単独で行動する。直接襲撃は難しいだろう」

「じゃあ、やっぱり狙撃か …… 300mは届くんだっけ?」



「高所から狙えば、もっと遠く1km離れても狙えるが」

「マジかよ」

「体格と腕前次第だな」



「レダの婆さんとヤッた時は300mだったろ?」

「霧が濃くて、発砲炎を視認するのに、近付く必要が在ったからな」

 アルケとピラータがティチャナバの言葉に感心していると、レダが笑いながら教えてくれる



「お二人共、ティチャナバに揶揄われてますわよ?」

「えっ?」

「嘘なの?」

「インディアン嘘つかない」

「どっちだよ!」

「冗談だ」



 いつも寡黙なティチャナバに、まんまと騙された2人である

 しかし、ティチャナバは間違い無く弓の名手だ

 イオと対決した時は発砲炎を狙い、300m先の右眼を射抜き、先程は馬上から前を走る馬の足を停めた


https://kakuyomu.jp/works/822139838164289000/episodes/822139839402408038

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