異世界ゲームバー転生おじさん(42)をお読みの方へ
今回は、本編ではまだ少し先――おそらく20話ほど後に登場予定のキャラクターを、先行公開という形で少し紹介してみます。
その名は、ポセイドン。
正式コードは、**POSEIDON / ABYSS-CORE**。
海を司る神権AIで、海域管理・潮流制御・深層隔離・沈降保護などを担当する、“海の女神型AI”です。
まだ本編では名前も姿も出ていません。
ただ、今後の海編でかなり濃い存在感を出す予定のキャラクターなので、今回はビジュアルと設定の方向性を、少しだけ先にお披露目してみようと思います。
ポセイドンというと、普通は荒々しい男神のイメージが強いかもしれません。
三叉槍を持って、海を割って、嵐を起こして、ドーン! みたいな。
ただ、『るすと』の世界観でそれをそのまま出すと、少し直球すぎるかなと思いまして。
今回はあえて、女神型の神権AIとして考えています。
しかも、ただ綺麗で神秘的な海の女神ではありません。
方向性としては、
**「守ってくれるけど、距離感がちょっと壊れている女神」**
です。
このポセイドンは、悪意で誰かを沈めようとしているわけではありません。
本人としては、本気で守っているつもりです。
危ないなら、海の底に沈めておけば安全。
傷つくくらいなら、静かな深層に閉じ込めておけばいい。
離れていくのが怖いなら、最初から逃げられない場所に置いておけばいい。
……だいぶ重いですね。
でも、彼女の中ではそれが「保護」なんです。
ルステラが「外へ送り出して守る母性」だとすれば、ポセイドンは「閉じ込めて守る母性」。
この対比は、自分の中でもかなり気に入っています。
そして今回のポセイドンは、少しメンヘラ・ヤンデレ寄りです。
見た目は儚くて綺麗。
青い髪、海のような瞳、泡、鎖、深海、病みかわいい装飾。
でも中身はかなり重い。
「大丈夫。わたしが守るわ」
「危ないものは沈めておいたから」
「どうして離れようとするの?」
「また来てくれるでしょう?」
そんなことを、静かに、優しく、当たり前のように言ってくるタイプです。
怖いですね。
でも、こういうキャラは書いていてすごく楽しいです。
ポイントは、完全な敵にしすぎないことかなと思っています。
ポセイドンは支配的で、執着が強くて、嫉妬深くて、行動だけ見るとかなり危ない存在です。
でも、根っこにあるのは「守りたい」という気持ちです。
ただ、その守り方が致命的にズレている。
だからこそ、怖さと可愛さと面倒くささが同時に出せるキャラになりそうです。
個人的には、ここにコメディ要素もかなり入れたいです。
たとえば、水場から急に覗いてくる。
勝手に保護申請を出す。
海底席を予約している。
マスター一行を勝手に常連扱いする。
嫉妬すると潮位が上がる。
既読圧ならぬ“海圧”をかけてくる。
こういう、
**「怖いんだけど、だんだん面白くなってくる神様」**
にできたらいいなと思っています。
『るすと』は、シリアスな設定の中に変なキャラを放り込んで、それを酒場のノリで受け止めていく作品でもあります。
なのでポセイドンも、ただの海編ボスではなく、後々「また重いのが来たぞ」と言われるような、めんどくさい神様兼重い常連枠にできたら面白そうです。
海編では、最初から全開で正体を出すというより、まずは海面ログや声、異常な潮の動きとして登場させる予定です。
「海がこちらを見ている」
「波が感情に反応している」
「優しい声なのに、内容が怖い」
そんな導入から、少しずつ人型端末として姿を見せる流れが合いそうだなと考えています。
画像の方も、かなりイメージが固まってきました。
通常立ち絵は、神秘的で儚い海の女神。
全身デザインは、病みかわ・地雷系・神権AI・深海モチーフの合成。
16bitドット絵版は、ゲーム内ボス画面やステータス画面っぽくてかなりお気に入りです。
「POSEIDON / ABYSS-CORE」
「海神AI」
「依存度:∞」
みたいなUI表示が似合いすぎるのが良いですね。
本編に出るのはまだ少し先ですが、今後の海編では、怖い海の女神としての登場と、面倒くさい重い女神としてのコメディの両方を出していきたいと思っています。
読者さんに、
「何こいつ怖っ」
「いや重すぎる」
「でもちょっと可愛いな……」
と思ってもらえたら勝ちです。
海は広くて、深くて、優しい。
でも、優しすぎる海は、ときどき全部沈めてしまう。
そんな女神AI、ポセイドン。
まだ先の登場になりますが、気長に楽しみにしていただけたら嬉しいです。
ちなみに最後に正直なことを言うと、
**作者は地雷系メンヘラギャルが大好きなおっさんです。**
……つまり、ポセイドンはかなり趣味です。