第5章「恋人と査定」が始まって、二日目です。昨日の「同級生(前)」、読んでくださってありがとうございました。
本日21時の「同級生(後)」で、ひとり、店に入ってきます。紺の作業服、日に焼けた首筋、耳元に銀色の小さなデバイス。中学の同級生だった男です。
第5章は、二十二歳になった美月が、誰かと並んで立つことを覚える章です。けれど章のタイトルは「恋人と査定」。この物語の人たちは、好きという気持ちまで、つい数字で測ろうとしてしまう。測ろうとして、測りきれないものに気づく——そういう十七話になります。
最長章なので、焦らず一日一話で進めます。長い坂ですが、登りきった先の景色は、書いている私が保証します。どうか、隣を歩くつもりでお付き合いください。
今夜21時、「同級生(後)」。お会いしましょう。
冬野 結