章題は「幸か不幸のターニングポイント」です。
人って、時には理屈どおりに行動できないことがあると思います。
理解はできる。分かってはいる。
それでもなかなかその通りにいかないことってありますよね。
それが正しい。誰が考えてもそうなることであっても、それは一般論であって、自分の意見ではない。
自分の意見って、当然ながら自分の経験したことや感じたことに大きく左右されるけど、それは結局自分しか分からないから、いわゆる世論とは大きくズレが生じる訳であって。
それでも普段他人に合わせてうまくやっていけるのは、妥協できるから。他人との関係性と持 自論を天秤にかけた結果、他人との関係性が優位にあることがほとんどだから。
つまり、常日頃から何をするにしても、あくまで心の内では、理屈と自分の意見の二つが常にあるものなのではないかと思うんです。
もっと極端に言うと、自分の意見が理屈と完全に一致することはほぼ無いと思います。
そして天秤が持論に傾いた時、それが理屈では行動できない時なのかなと。
少し脱線しましたが、本作のヒロイン未羅が理屈通りに行動できない時に迎えたターニングポイントは幸せに向かうものなのか否か、それが正しかったと、後になって言えるのか、見守って下さい。