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ドラ嘘3周年ありがとう!&更新分語り(7−4ネタバレ)記念イラストつき

おはようございます!今日はちょっくら長くなりそうなので意味のない季節の挨拶(笑)は抜きにして本題。

連載中の拙作『ドラグ・ロガーは嘘を斬るー不器用木こりとひきこもり姫に世界は救えるかー』が、このたび3周年を迎えました〜っ!!

あら〜あらあら!!3周年?まーっ!!(オーバーな近所のおばちゃん風)早いものですね。ついこの間2周年の集合絵描いたばっかりな気がしますけども。あの絵宣伝に相当使いまわしたので、今回のもアレンジして使い倒そ笑 そんな3周年記念絵は近況ページの最下部に掲載しております。本編ネタバレ絵ではないので、更新分語り飛ばして見ていただければ。この構図一度やってみたかったので、かっこいいのお声を頂けてうれしいです♡SNSでのお祝いメッセージもありがとうございますー!!

3年といっても6〜7章の間で結構長くお休みしてしまったのでみっちり3年連載というわけではありませんが、まあ朗読関連や番外編でもたくさん彼らのお話を書いたので継続期間にいれてもいいのかな。なんだか作者としては、長くも短くもない……という不思議な感慨です。彼らのことをもう知り尽くしているようで、まだまだ知らない顔もありそうという。

創作は構想10年だとか、小学生の頃に思いついたお話を今書いてみるとか、結構長いスパンでのお付き合いになる作品って多いと思います。ただ実際にカタチにして発表し続けるのを数年間継続となると、その数はぐんと減る気がしていて。思ったようなカタチにならなかったり、自分が想定したよりファンがつかなくて自分や作品に失望してしまったり、走り出したはいいけど筆が止まったり……。似たような作品を発見してしまったから泣く泣く撤退、とかもありそう。

それらを一概に不幸とは言えませんが、ドラ嘘は幸いながらそういったものに囚われることもなく、なんやかんやでここまで続けることができております。本当にありがたく、広い創作界の中でもきっと優しい方達が集まる領域に流れ着いたのではないかと思ってます。みなさんオトナですし、創作のことからくだらない日常のトラブル(例:家から締め出されるなどw)までいつも助けていただいてばかりです。ううっありがとうございますーっっ!!(;ω;)

ドラ嘘のキャラを目で見たくてはじめたお絵描きですが、こちらがきっかけで作品を知ってくれた方のほうがもはや多いのではないかと分析しております。最近pixivの絵を全部見たよという「!?」な報告をいただいたことがあって、そのついでに今まで一体何枚描いてきたのかを調べたところ340枚もありました!もちろん本当の絵師さんはもっと描くとは思うのですけど、自分では驚きの数字です。勇亡者の絵を抜いたら300枚少しくらいかな……すごいぞ自分。よその子さんFAは140枚くらいでした。自分ちのキャラとは違ってどれも気合い入れて描かせていただいたので、そんな機会がなければさらに絵の上達はスローになっていたかと思います。この場を借りて、描かせていただいた子の作者さま、その節は本当にありがとうございました!!

もしサイトのPVやSNSからの応援がなければ連載続けなかったの?と自分に問うてみると決してそうではないんですが(そもそもこんなに見ていただける作品になるとは思ってなかったので…主人公木こりだし笑)、やっぱり作品は読んでいただくことが何よりの栄養。自分で続きを見たいので粛々とラストまで続きを書き&描き続けるとは思いますが、一緒に歩いてくださる方がいることの幸せは何にも変え難い喜びです。3年前、勇気を出して公開してみてよかったなあとしみじみ思います。

……もうちょっと語りたい気分ですが、アレコレ混ざった本音はたぶん美しいものではなくなりそうなので、それはFANBOXのほうで笑(該当記事は近日中に公開予定→追記:公開しました!)

▶︎FANBOXでいろいろ公開中です
https://fumitobun.fanbox.cc/

とにかくとにかく3周年、ほんっとーにありがとうございます!どうぞこれからも彼らの旅路を一緒に楽しんでくださるとうれしいです♡ではでは!


※以下ネタバレありな本編あとがきです。ほとんど謎の世界観光案内。


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『7−4 もっていかないで』

楽しい女子会かと思いきや、いよいよ不穏の足音が近づいてまいりました。エルシーが抱えている問題については5章あたりから色々伏線が登場していたりします。複雑なことではないのでたぶんみなさん予想はついてるかと笑

<特に語ることもないので唐突な世界案内>

妖精と精霊たちが舞う森に寄り添うようにして佇む町、フェ・アルン。かの地は美しいだけではなく、この近隣地域を代表する観光名所である。町の者は皆商魂たくましく、気を抜けばあっという間に硬貨袋を軽くしてしまうことだろう。

妖精と関わりが深いというエルフが主な人種層であり、貧富の差も少なく賑やかな町だ。妖精王の気分如何によって天候が左右されるこの町だが、ここ数百年のあいだは常春が続いている。妖精たちがいたずらに持ち込む種のおかげで、庭先の花壇からは予期せぬ遠方の植物などが芽吹くことも多いという。それをさりげなく旅人に売りつける知恵は、町のこどもたちが最初に覚える小遣い稼ぎでもある。

精霊たちのために清らかな水に宝石を沈めたものを窓辺に飾ったりするなど、森や彼らを敬うエルフたちが多い。この町で暮らすエルフはいわゆる“森抜け”した者たちや“混じり者(ハーフ)”であるから、快く居場所を提供してくれた妖精王を慕っているのだろう。私もこの町に立ち寄るまで、エルフという人々の脳は黒曜石でできているからあんなにも厳格で頑固なのだろうと信じていた。全然ちがった。世界は広いよな。すまん。

とにかく、メインストリートからは少々奥まった位置にある甘味処『虹のふもと亭』、そして世界中の服職人が憧れるブティック『レインボーブーツ&ハット』、日替わりで七色の枕を出してくれる愉快な宿屋『なないろまくら』はおすすめだ。町にこのように色彩豊かな店が多いのは、彼らが崇敬する妖精王の瞳が七色の輝きを帯びていることに由来している。誰もが疑うことなく“大妖精”と呼ぶその存在に、いつか私も会ってみたいものだ。

そういうわけでどなたさまも、よき春の日を!


追記:もしあなたが訪れた時に冷たい吹雪が吹いていたなら、すぐさま違う町でのんびり過ごした方がよい。


『冒険家ラビットの手記』より


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