紫堂文緒（旧・中村文音）

冬の市場の片隅で笛吹きの服笛の音にあわせて芸を見せる針ねずみは人気者でした。ですがそれを快く思わない者たちがあって…

たった二人残った生徒の転校が決まって、廃校になってしまうことになった山の中の小学校。校長先生と豚は、最後の夏休みにちょっと変わったキャンプを計画します。

村のもの誰もがが怖れる火の山。何かに導かれるようにそこへ登った馬飼いは、そこで一匹の若い馬に出会います。そして…

仲良く幸せに暮らしていた木こりの一家。ところが突然の事故で、おとうさんは亡くなってしまいます。小さい男の子を抱えたお母さんは…。 (「小説家になろう」にも掲載しています)

その一匹の働き蟻は、甘いものと昼寝が何より好き。 ところが、いい気持ちでひと眠りしたあと気づいてみると…。 (「セルバンテス」「小説家になろう」にも掲載しています)

自分の畑で作った野菜を売る白い羊の八百屋は、いつもたくさんの動物のお客さんで一杯です。ところが、それを面白く思わないものがいて…。 (セルバンテス」「小説家になろう」、自作のブ…

木枯らしの吹く寒い日、留守番をする双子の家にやってきたのは… (「セルバンテス」、「小説家になろう」にも掲載しています)

南の海に暮らす鯨の娘・ルカと人魚の娘・ユイ。体は大きいが優しいルカと楽しく遊び暮らすユイ。ふたりは髪飾りを売る店で出会い、ある約束をする。 (「セルバンテス」「小説家になろう」…

毎日、畑仕事にいそしむとかげの楽しみは、日曜日の夜、村に一軒しかないバー「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」で飲む一杯のビール。 (「セルバンテス」「小説家になろう」にも掲載し…

本を読んでいると、小さい黒いものが落ちてくる。埃だと思って見てみると、それには細い手と脚がついていて…。 (「セルバンテス」「小説家になろう」にも掲載しています)

ある王国にとてもおいしい実のなる木がありました。 その木を守るのは、一人の番兵。 番兵は孤独な任務の間に、一匹の蟻に出会います。そして…？