• ホラー
  • 現代ドラマ

ブックレビュー『族長の秋』

ノーベル文学賞受賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの
『族長の秋』を購入から三年強、寝かせてようやく読了。
https://fukagawa-natsumi.hatenablog.com/entry/2020/11/18/220637

面白かった。
やはり人間の愚かさ、醜さから目を逸らさず、
状況を克明に描写する小説は素晴らしいですな。

外債の利子と相殺する形で領海をアメリカに譲渡したので
大統領(名前のない主人公=独裁者)は海を失った、
そして、分解されて運び去られた海がアリゾナを潤した――
という条(くだり)で声を出して笑ってしまった。
これがマジックリアリズムというヤツね。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する