大学卒業後、ワーゲンバスで春巻きの移動販売店をしながら日本全国を廻る。 8年前の夏、熊本にある浜辺に停車していたところ、大学生たちが遊んでいたロケット花火が車内に飛び込み、春巻きを揚げる油に引火。車が激しく炎上する。 潮風に吹かれて燃え盛る愛車と、その背後に広がる星空に旅の終わりを告げられ、この時の情景を上手く伝えるため小説家になる事を決意する。 ペンネームは酷く狼狽しながら謝罪してきた地元の大学に通う学生『赤星』の名前から拝借した。 ……という経歴をここでは詐称している。
末期型自営業者。