皆さま、はじめまして。
本日より、新作『1mmのズレと、君の住所』の連載を開始いたしました。
物語の主人公・上条律は、一分の隙もないスケジュール管理と、ミリ単位で整えられたペンケースを愛する、少し……いえ、かなり「潔癖」な少年です。
彼にとって、世界は論理的であるべきで、予測不能な「ノイズ」は排除すべき対象でした。
そんな彼の完璧な箱庭に、ある日、一人の少女が飛び込んできます。
瀬戸口紬。彼女は律の日常をかき乱し、彼の理解が及ばない「整理不能な事件」を次々と持ち込みます。
「律くん、これ……事件の予感じゃない?」
第1節では、そんな二人の対照的な出会いを描きました。
図書室という静謐な空間で、0.3mmのシャープペンシルを走らせる律の背後から、紬がどのような風を吹き込むのか。そして、律が大切にしている「0.3mmの聖域」がどう変化していくのか。
本作は、単なる学園ミステリではありません。
事件を解決するたびに律のペンケースに増えていく、一見「ゴミ」にしか見えない証拠品たち。それが物語の終盤、どのような意味を持つことになるのか……。
正論でしか世界を測れなかった少年が、泥だらけになりながら自分だけの「答え」を見つけるまでの軌跡を、ぜひ最後まで見守っていただければ幸いです。
現在は第1節のみの公開ですが、第2節以降も、二人の距離と「謎」がじわじわと加速していく展開を準備しております。
これから平日(月曜~金曜)更新を続けてまいります
もし少しでも「この几帳面すぎる主人公、ちょっと面白いな」と思ってくださったら、ブックマークや評価、感想などで応援いただけると、執筆の大きな励みになります!
これから始まる律と紬の「不完全な日常」を、どうぞよろしくお願いいたします。
ネギ玉(仮)