君と、あなたと出会えたのは、あの夜空に輝く花火があったから。

「君と、あなたと出会えたのは、あの夜空に輝く花火があったから。 」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884049110
辻岡歩実香 第23話1.幻影の中で…… 

本日20時公開致します。

本編お読みいただいておられる皆様にはお礼申し上げます。
さて、大見出しタイトル 辻岡歩実香 編 へこの章より入ります。
もうじきあの想像を超えた災害 「東日本大震災」が発生した3月11日を迎えます。
まだ傷跡は正直に癒えたとは言えません。
でも着実に前には進んでいます。あの時、私は皆さんはこの災害をどう受け止めたのでしょうか?そして今年7年目を迎えるこの年。
この7年間私たちはどのようにこの災害に向き合ってきたんでしょうか……
私達はこの災害でかけがえのない物事を多く失いました。でも其れと同時に小さくとも何かを得たのではないでしょうか。
その得たことは人によって様々です。
でも一つ言えることは。立ち止まっていては何も得られないと言う事です。
その歩みは小さくともたった一歩のその行動が必ず私たちに帰ってくるものだと信じています。

この物語のベースとなっているのは、短編エッセイ
「夏の再会」がベースになっています。
大曲の花火で偶然繋がる二人の傷ついた心。
そして引き寄せ離れていく二つの心と想い。
「夏の再会」では辻岡歩実香は登場していません。ですが本編では辻岡歩実香と言う杉村将哉の恋人役として登場しています。
彼女、辻岡歩実香の存在が今後大きくこの物語に影響してきます。
何故、外科志望であった将哉が秋田で精神科医として勤務するようになったのか。この後起きる震災が蒔野巳美と杉村将哉の人生を大きく変えます。
その中で将哉の心も大きく傷つく……失われます。
震災で失われた心、大切な想いを失った心……が震災の現場で見て感じた想いとは。
まだ先ですが、その答えはきっと読み取って戴けると思います。

そして
震災によって未来を絶たれた皆様にご冥福をお祈り申し上げます。

「君と、あなたと出会えたのは、あの夜空に輝く花火があったから。」
作者 さかき原枝都は

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