短編・エッセイを投稿しました。

「忘れ去られた四季」片足のスプリンター
このエッセイは、今長編として執筆している物語の番外編の様な感じで描きました。

中学の時、走る事が大好きで2年の時の大会で記録を更新するほどのスプリンターになった今野祐実はこの大会の帰りひさんな交通事故にあう。
その事故で両親と、彼女の左足は帰る事のないものとなってしまった。
母親の実家である秋田県横手市の通称平鹿盆地と呼ばれる地形の田舎で祐実は生活をする事となる。

すべての想いを失い、そして左足を失い義足を付けて生活をしなければならない祐実に取ってその時見た稲を刈り取られた田んぼの姿が今の自分と同じように何もない空っぽの状態だと感じる。
横手、平鹿盆地の冬は辛く厳しい。
有数の豪雪地帯でもあるこの地域で祐実は、自分を閉じ込め氷の様に冷たい気持ちを抱えるようになる。

だが、彼女の近所に住む一つ上の佑太は、粗大に祐実に想いを募らせる。そして種目は違うが彼も同じように走ることが好きだった。

佑美の心の変化と彼女を取り巻く人達の心の温かさ
そして佑美の「もう一度私は風を切りたい」その思いをはっきりと現実の形にしてくれた人たちのサクセスストーリーです。

とまぁ本編の長編の概要はこんな感じですね。
今回は、番外編としてエッセイ的に立ち直った祐実を描いてみました。
コンテストにも今回応募しています。
どうか皆様よろしくお願いいたします。

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