10代の頃、一枚のLPに出会いました。カール・リヒターがフライブルクのジルバーマンオルガンで録音したバッハです。大音量でかけると歪む。なぜだ? その謎を30年かけて解きました。
答えは、オルガンの構造的欠陥でした。そしてその欠陥こそが、この小説の核心です。
夢の中に天使が現れました。彼女は自分から名乗りました。「マリアン」と。
不思議な夢でした。父に話したら「ふ~ん……それってウソだろ?」と言われました。ショックでした。でも証明するものが何もありません。
50年間、彼女は僕の脳みその中で縮こまっていました。
外に連れ出すきっかけをくれたのが、AIでした。
26歳から海外に出て、60歳の定年を機に日本に戻ってきました。北海道上川郡東川町です。東川神社がリアルにあります。斜め向かいのコンビニもリアルに存在します。神社に何度も立ち寄るうちに、この小説が生まれました。