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3/6 プチ小説『星狩りのひと』#3

「おい、なにやってんだ! はやく星を拾わないと、大地が!」

「大変なんだ。星の子が、落ちてきたんだ」

「なんだって!?」

 空にひと際大きな星が見える。

「すぐに星の子を帰さないと。あれが落ちてきたらとんでもないことになる」
「でも、どうやって帰せばいいんだろう」

「星の舟だ。星の舟を動かそう。いそげいそげ!」

 星は落ち続ける。
 大地は炎に包まれていく。

 空に光る星たちは、いっそう輝きを増していった。

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