前回、近況ノートを書いたのが6月……今はもう6ヶ月経過した師走。時の流れというのは早いですね。私の筆も見習って欲しいものですが、それはさておき。
今回はカクヨムコンに投稿した作品についてです。覚え書きみたいなものなので適当に流し読みしてください。どちらかといえば、私自身の備忘録に近いものですので。
「フラクタル・ラブ」
複雑系というジャンルがあります。複数の系が複雑に絡んでいるから複雑系。様々な学問で登場する複雑系ですが、数学ではフラクタルというものがそれに当たります。フラクタルについては割愛しますが、この話は円城塔さんの小説「Boy's Surface」に憧れて書いているところがあります。数学を元にした短編集なので、興味がある方は読んでみてください。
「混沌巨人ケイオスマン」
ズバリ「ウルトラマン」×「クトゥルフ」趣味100%の話です。そもそもウルトラマンとクトゥルフって関係性があって、「ウルトラマンティガ」においてクトゥルフ要素が入っていたりするんです。前日譚「深淵を歩くもの」という短編小説はもろクトゥルフ。じゃあ、クトゥルフの世界観にウルトラマンを入れちゃってもいいんじゃないか。そんな感じの作品。だから、武器とか光線技のポーズには元ネタがあったりします。
「文字病」
中島敦の「文字禍」が元となっています。というか、ほとんど同じです。ただスパイス的なものを入れ込んではありますが。
実はこれ、パブリックドメインの作品を元にした短編のコンテスト用に作ったものでした。結局送らなかったのですが、円城塔さんが選考委員を務められるということで、せっかくなら、と出してみることにしました（円城塔さんは「文字渦」という本を書かれています）。
「Go Green」
人類初の月面人と地球人の研究者が話をする。二人はゴルフをするわけだけど、そのゴルフは純粋なゴルフではなく、戦争で荒廃した地球を緑化し、再び居住可能にするための第一歩……。
そんな話はどうでもいいんです。今見たら、題名「Go Grean」ってタイトルにしてたじゃないですか！？ これ、前に別のコンテストに投稿したんだけどなあ。まさか、大ポカしたまんま投稿してたんでしょうか。英語力のなさをワールドワイドに発信しようとしていたとは。恥ずかしい。
このほか、今年はまだいくつか投稿するかもしれません。予定は未定ですが、たぶん、間に合えばコンテスト用の長編を出せたらいいなあ。でもその前にカクヨムコンに出した作品を確認しなきゃ。また、間違ってたら嫌ですからね。