昨日ツルゲーネフの「初恋」という小説を読みなおして、ここのところ小説の内容に理解を求めようあるいは説明をしようとしている自分にふと気がついた。常識的には初恋の中にある彼の恋は理解が難しいというよりも共感の外側にありそうな世界なのだが、そこに美しさと惨めさがあるからこそ名作なのである。
別に誰にも理解できないものを書く必要はないけれど、感性に共感を求めても仕方がないのではないかという隔絶した想いを感じたので、ちょっとだけ一般的な理解からはみ出た感じのものを書いてみた。ガチで書く企画であったので、淡いけど主人公の深い恋愛感情がどこまで表現できるのかという試みで書いてみたのである。
ささやかな音楽会
https://kakuyomu.jp/works/16818093076284444308