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【創作系雑談】先見性だけじゃダメなんだ!

 こんばんは!
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 自分の過去を振り返ってみると、なかなかいい発想をしてたじゃないか、と自画自賛したくなる時があります。
 web小説投稿サイトがまだ影も形もない頃。当然、異世界転生ものが流行する前ですが、異世界に勇者として転移させれられた主人公が魔王を倒して現実世界に帰ってきて無双する作品を書いたことがあります。
 今思うと、いわゆる「なろう系」と言われる作品に近い発想で、上手くやっていれば流行を先取りすることもできたじゃないか、と思います。
 しかし、あの頃は実力が不足していました。賞に応募しても一次落ちという厳しい実態でした。

 それとは別に、魔法少女ものを書いていたことがあります。諸事情で引き継ぐことになった作品なのですが、最後の締めにちょっとパンチが欲しいとなって「実は魔法少女は、魔力を効率よく生産し、搾取されるための存在だった」という設定を盛り込みました。
 大流行したアニメ「魔法少女まどかマギカ」が放送される数年前のことです。
 あの作品でも、似た設定がありましたね。
 ただ、設定はともかく、その他の面でそれほど人の目につくことはありませんでした。

 そんな感じで、ちょくちょく流行を先取りするような設定を考えついていたようなのですが、実力その他の不足で大きく跳ねることはありませんでした。

 あの頃は、ただ他とは違うこと、違った視点で書くことばかりに注力していました。面白い物を書こうという気概はあったと思いますが、意識が読者に向けられていたかというと怪しく、独善的な活動をおこなっていたと言えます。
 それゆえ、自分は好きだけれど多くの方には受け入れがたい内容になってしまい、素材を活かしきれていなかったのだと思います。

 今はただ読みやすく、楽しんでもらえることを一番に努めており、そのお陰で以前より評価していただけているように思います。
 もしそうしておらず、他と違う設定だけで勝負しようとしていたら、違った(悪い)結果になっていたように思います。

 そんなちょっとした反省の雑談でした。


 といったところで、
「S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります」は、明日も朝7:03に更新予定です。

 明日もお楽しみいただけますように!

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