壱弥の悩みに一応の決着がついたので、ここでいろいろと書いてみます。
本日更新分までのネタバレを含んでいるので、読んでいない方は回れ右でお願いしますw
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本日更新分の壱弥と澪の会話はいろいろと考えて書いていたのですが、書いたものをどんどん削ぎ落として、結構シンプルなところに落ち着きました。
この2人に「また付き合おう」やら「やり直そう」とか言わせるのは何となく野暮だなと思ったので。
最初の「声が聞きたかった」で、お互いの気持ちは十分に通じるだろう、と。
澪が別れを切り出さなければ良かったのに……
みたいなところはありますが
アメリカと日本という超遠距離で、1年間まったく会えなくなるわけで。
それでも私たちは大丈夫!なんて思えるくらい付き合いが長かったとも言えないし。
その不安を払拭できないまま留学と壱弥との付き合いを両立させられるほど、澪は強くなかったわけです。
そして壱弥は、そのことに気づいてあげられなかった。
昭人にも言っていましたが、壱弥としては「置いていかれたのは俺の方」って気持ちも少なからずあって、その寂しさから目を背けていたんですね。
ただ、昔からの夢だった留学を「壱弥のそばにいたいから」という理由で諦めるような子だったら、壱弥も澪のことを好きになっていないと思います。
お互いに強く想い合っていたとしても、ほんの少しのすれ違いで別れに至ることもある。
それはどちらかが悪いわけではなく、1本道を間違えただけで思わぬ場所に辿り着いてしまうようなものなんだろうなぁ……と思って今回の話を書きました。
別れたまま、ほろ苦い思い出みたいにすることも考えたのですが(そもそもタイトルもそういう意味ですし)壱弥が別の人と幸せになる未来が思い描けなかったので、やっぱり澪と一緒にいてほしいなと思ってこういう結果に落ち着きました。
大方「やっぱりね!」みたいな感じでしたでしょうか?w
それでもわたしは、幸せな結末が好きなんです。(まだ物語は終わっていないけれど)
感想いただけたら喜びます(*^^*)