前回の近況ノートで書いた変態四人組の書いてみたら、エイル的にはこれ読まれないな(笑)そしてなかなかに満足しました。
新作としてアップするほどではないのでこの下に置いておきましょう。胸糞悪い確立高いので要注意です(´・ω・`)
剣と魔法があり、文明は中世くらい。よくある異世界ファンタジーな世界に、四人組の冒険者がいた。
|闇を切り裂く稲妻の剣《ライトニングセイバー》そんなパーティ名で活動している。
彼らを知るものは皆好意的だ。
正義感の強い魔法使いリーダーにして凛々しい美女、エレア。
優しくどんな怪我を治せる回復士の可愛いい女の子、マリン。
どんな暴力からもその身体で受け止め守るイケメン男子、バルト。
鍛え上げられた筋肉に不可能はないと頼りになるおっさん、ナーク。
彼らは地位よりも人助けを優先するそんな最高で見た目も麗しい4人が、評価されないわけがない。
しかし世の中には、知らない方が幸せなこともある。
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「はぁ、本当に山賊はもっと稼がないと役に立たないじゃん」
リーダーにして魔法使いエレアが、制圧した山賊のアジトから金目の物を物色しての発言だ。役に立たないのは彼女の収入にならないからだ。
「フンヌー、小奴ら少しは見どころありますぞ」
筋肉ダルマなナークは拘束した山賊にポージングしている。彼は常にピッチピッチのブーメランパンツをサスペンダーで引き上げて、サスペンダーで乳首を隠すという服を着ている。
ボディービルダーではない。露出狂なのだ。彼の言う見どころとは、その全裸よりも卑猥な姿を見ているからだ。
露出狂は見られ無ければ成立しない。なお目線を外すとナークにブチギレられてその鋼鉄よりも強い筋肉に襲われるのだから、山賊も必死である。
逃げたくても山賊は逃げれない。なぜなら山賊と言っても重税により生活が出来ないので、山に暮す村人が勝手に案内兼護衛を押し売りしていただけなのに、村は高さ3メートルの土壁で囲われて閉じ込められているからだ。
もちろん犯人は魔法使いのエレアである。
「やっぱ本業の山賊じゃないとお宝ないわ。山賊の証拠だけあれば良いから|ソレ《村人》は好きにしなさい」
エレアは村人の、生死もメンタルも気にしない様子で土壁の上に登ると監視を始める。
脱獄はさせないし、外から入った者を出す気もないからだ。
そして監視を続けながら山賊は極悪非道で、助けた自分達が英勇になるようなストーリーを考えるのであった。
そんな村の片隅のボロ屋には、不満そうな剣士とワクワクしてる|回復士《ヒーラー》がいる。
「マリンさん、ぜんぜん気持ちよさが足りません。早く相手してくださいよ」
清楚で可愛いい女の子に卑猥な発言をする剣士はバルトだ。
「バルトさん、オスワリ、マテ」
マリンはバルトに目もくれず指示を出す。
「ハァハァ、早く早くマリンさん♪」
バルトはドMな変態である。あらゆる苦痛を快感と認識する。だから放置プレイなど、お手の物だ。
「黙れ変態。お前は愉しくない。悲鳴が濁る」
マリンの趣味は監禁して拷問することだ。一見するとサドスティックな、マリンとドMなバルトは相性良さげだが、残念ながらバルトの片思いだ。なぜならマリンは相手が喜んだら愉しくないからだ。
「ハァハァ、マリンちゃんもっともっとぉ〜」
マリンは心底嫌そうに、蔑んだ目をバルトに向ける。鳥肌も立ってる。純粋に変態はキモいのだ。
「黙れ変態」
そして躊躇う事なく仲間であるバルトを手に持ってる錆びて切れ味が最悪な肉切り包丁で滅多刺しにする。
「あぁマリンちゃん♪ソコぉたまりませんよぉそんな中まで入れてはイッテしまいうぅ、おぉお〜その目その刃物あぁ、最高だぁ」
マジでありえねーとそして声帯を破壊し手足の腱を切断し沈黙させる。最低限死なないように止血だけしたマリンはバルトを放置する。
「やっとお愉しみタイムね」
村からマリンが選抜した子供達をボロ屋の壁に縛りつけている。
反対の壁にはその、親が同じく縛りつけられている。
全員に猿轡を、して自殺を防いでいる。そしてマリンガクガク震える中から一人だけ気丈に負けないと見つめる女の子に決める。
「やっぱりあなた最高よ。フフッ何してあげようかしら?」
マリンはバルトの血が滴る肉切り包丁で、女の子の猿轡を斬る。切れ味が悪すぎて、ギコギコするので女の子の頬にも傷がつく。
「おっと、まだ傷物にするのは早いわ」
マリンは怪我を治す。
「あっ、貴女が殺してって日が沈むまでに言わなかったら開放してあげるわ」
もっとも開放されてもナークの筋肉ショーを強制鑑賞が待ってるし、閉じ込められた村から出られないけども。
「絶対に負けないから!!」
「いいわぁ、長く頑張ってね」
マリンは躊躇う事なく1番年齢の低い男の子を半殺しにする。
「なんでよ!!私にしなさいよ」
「あらあら、もうキブアップ?いつでも殺してってお願いしたら、貴女にしてあげるわ。もちろん約束は守るわよ」
マリンは実に楽しそうに男の子を回復させる。そして後ろで息子の惨劇に気絶した母親へ蹴りを放ち、意識を回復させる。
「うー!うー!」
「いい顔するわね。ほらしっかりとその表情を見せなさい、あははは」
恐怖と恨みがこもった視線に喜ぶマリンは部屋が血みどろになるほど子供達を破壊していく。
「もう許して・・・殺してよ」
気丈な女の子は無力に子供が破壊されるさまを見せられる親達と、子供達の姿に心をあっさりと折られたのだった。
「もう?まぁみんな壊れたし終わりにしましょ」
バルトを完全回復させてボロ屋に火を放ったのだった。
「火炙りなんて羨ましい」
マリンはこいつ頭おかしいとバルトにドン引きしつつも、隠れ蓑として使えるのでバルトを殺すことはしない。
「終わった?ここは処分よ」
エレアが見張りを終えて決定を伝える。1番ツヤツヤしてるのは、バルトだ。
マリンの拷問を楽しんだから彼が1番得だろう。
ナークは筋肉ショーに飽きた者からおしおきしすぎて全滅させている。
「全くこの|肉体美《筋肉》を理解しないとは人として終わってる村でしたな」
エレアは理解出来ない仲間の楽しみであるけども、気に留めない。大事なのは結果であって過程はどうでもいいからだ。むしろ効率的なら何をしても良いと思っている。
そして大火力魔法にて拷問やら略奪やらの証拠を完全に破壊する。
「後はそれっぽい山賊を捕まえて罪をなすりつければ完璧ね」
「さすがエレア分かってる」
マリンはエレアの非道にも動じない。というか後始末をしてくれてラッキーとしか思ってない。仲間や友情というよりは利害関係のみで結ばれた者達である。
ナークは露出狂なのに逮捕されない手段として一緒にいるし、エレアは金に興味がない3人だからこそ、一緒にパーティを組める。
その後は山狩りをして本物の山賊を壊滅させて、親分の心をマリンが粉砕して連行した。
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「ライトニングセイバーなんだけども、山賊を返り討ちにしたから引き渡したいの」
エレアが街の衛兵へ親分を引き渡す。
他の仲間はナークポージングしてるし、バルトはヤンキーに絡まれた女の子の間に入って殴られて、ドン引きされつつも紳士だと見られたり、マリンはニコニコしていて、男女を問わず視線を集めていたりする。
エレアは仲間たちが勝手に名声と知名度を上げてくれてくれて満足している。
「俺がやった。反省してる。早く殺してくれ」
山賊の親分はマリンの手によってこういうように洗脳されている。
結果として、村の焼き討ちとかの罪を被り極悪非道な山賊を捕まえて壊滅させたとしてライトセイバーの名声がまた上がったのであった。